9月に向けて——台風シーズンに備える車の準備と、被害に遭ったときの対応

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お盆が過ぎると、宮城でも台風の影響を受けやすい時期に入ります。

以前、冠水路について書きましたが、今回は台風全般への備えと、被害に遭ったときの対応をまとめます。


台風が近づく前にやっておくこと


① ガソリンを満タンにしておく

停電時、ガソリンスタンドは営業できなくなります。(電動ポンプが動かないため)

また、台風の後は給油に行列ができることもあります。接近前に満タンにしておくのが鉄則です。

さらに: 満タンの車は、災害時の非常用電源にもなります。

エンジンをかけてシガーソケットからスマホを充電できます(※換気に注意、車庫内でのアイドリングは絶対に避けてください)。


② 駐車場所を見直す

避けるべき場所:
  • 冠水しやすい低地・アンダーパス付近
  • 川・用水路のそば
  • 崖・斜面の下
  • 大きな木の下(枝の落下・倒木)
  • 看板・仮設物の近く
  • 海に近い場所(高潮・飛来物)
望ましい場所:
  • 立体駐車場(浸水リスクの低い階層)
  • 建物の風下側
  • 開けた高台

「いつもの場所」が安全とは限りません。 台風接近時は、一時的に別の場所へ移動させることも検討してください。


③ 車の周りを片付ける

飛ばされそうなものが、車を傷つけます。

  • 自転車・バイク
  • ゴミ箱・植木鉢
  • 物干し竿
  • 屋外の物置の中身

自分の家のものだけでなく、近所の状況も見ておくと安心です。


④ ワイパー・タイヤの確認

以前の記事でも書きましたが、豪雨時の視界濡れた路面でのグリップは、安全に直結します。

  • ワイパーの拭き取りにスジが残らないか
  • タイヤの溝が3mm以上あるか

台風の最中にやってはいけないこと


① 様子を見に外へ出る

毎年、これが原因の事故が起きています。

風速20m/sを超えると、ドアが風にあおられて開閉が困難になり、指を挟む・体が飛ばされる危険があります。

② 冠水した道を走る

以前の記事で詳しく書きました。水深30cm(タイヤの半分)が限界。アンダーパスは特に危険です。

③ 強風の中を走行する

特に背の高い車(軽ハイトワゴン・ミニバン・バン)は横風の影響を強く受けます。

橋の上・トンネルの出口・切り通しでは、急な横風でハンドルを取られることがあります。

やむを得ず走る場合:

  • 速度を大幅に落とす
  • ハンドルをしっかり握る
  • 大型車の横を通過するときは特に注意

被害に遭ってしまったときの対応


① まず、写真を撮る

保険請求のために、証拠を残してください。

  • 被害箇所のアップ
  • 車全体
  • 周囲の状況(何が飛んできたか、どこが浸水したか)
  • 日時がわかるもの

② 保険会社に連絡する

車両保険に加入していれば、以下の被害は補償対象になることが多いです。

  • 飛来物による損傷
  • 冠水・浸水
  • 落下物(木の枝・看板など)
  • 高潮・洪水

※「一般型」と「限定型(エコノミー)」で補償範囲が異なります。

以前の記事で書いた通り、限定型でも自然災害は対象になることが多いですが、契約内容を確認してください。

なお、地震・噴火・津波による損害は、通常の車両保険では対象外です(特約が必要)。


③ 冠水した車は、絶対にエンジンをかけない

これが最も重要です。

エンジン内部に水が入っている状態で始動すると、エンジンが完全に破損します。

修理費が跳ね上がるだけでなく、電気系統のショートによる火災の危険もあります。

冠水した車を見つけたら:
  1. エンジンをかけない
  2. バッテリーのマイナス端子を外す(可能であれば・感電に注意)
  3. 保険会社・整備工場に連絡し、レッカーで運んでもらう

台風後の点検ポイント

  • 車体のキズ・へこみ(飛来物による)
  • ライト類の破損
  • 車内への浸水(フロアカーペットの下も確認)
  • 下回りに泥・異物が詰まっていないか
  • ブレーキの効き(水没後は特に)

「台風の後、車の調子が心配」という相談も


被害の程度がわからない、修理すべきか判断できない——そんなときも、遠慮なくご相談ください。

写真をLINEで送っていただければ、状況を見てアドバイスできます。9月の台風シーズンに向けて、備えておきましょう。




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