ゲリラ豪雨・台風シーズン到来——「冠水した道」と「冠水した車」の話
2026/07/23
7月後半から9月は、ゲリラ豪雨・台風で道路の冠水が起こりやすい季節です。
今回は「冠水した道を走ってしまいそうなとき」の判断基準と、中古車選びで知っておきたい「冠水車の見分け方」をまとめます。
車はどのくらいの水深まで走れるのか
一般的な乗用車が走行できる水深の目安は、ドアの下端・タイヤの半分程度(約30cm)までと言われています。
これを超えると——
- マフラーや吸気口から水を吸い込み、エンジンが停止・破損する
- 電子部品がショートし、修理費が数十万円規模になる
- 水深50〜60cmでは車体が浮き始め、ハンドル操作が効かなくなる
「行けそうに見える水たまり」が、車を廃車にすることがあります。
冠水路に遭遇したときの判断基準
① 前の車の走行を見て判断しない
車高の高いSUVが通れても、軽自動車・セダンは通れません。他車基準ではなく、自分の車の高さで判断してください。
② アンダーパス(立体交差の下)は迂回が原則
道路が周囲より低いアンダーパスは、豪雨時に一気に水が溜まります。冠水事故が最も起きやすい場所です。
雨が強い日は最初から避けるルートを選びましょう。
③ 走行中にエンジンが止まったら、再始動しない
水を吸ってエンストした場合、再始動を試みるとエンジン内部の破損が広がります。安全を確保して、ロードサービスを呼んでください。
④ 車内に閉じ込められたら、窓から脱出
水圧でドアが開かなくなることがあります。パワーウインドウが動くうちに窓を開けるのが第一。
緊急脱出用ハンマーを車内に備えておくと安心です(1,000〜2,000円程度で購入できます)。
中古車選びの視点:「冠水車(水没車)」の見分け方
台風・豪雨の後には、冠水被害を受けた車が修理されて中古市場に流れることがあります。
冠水車は電装系トラブルが後から出やすく、避けるべき車両です。見分けるポイントは——
① 車内のにおい
カビ臭・泥臭さ・強すぎる芳香剤(においを隠している可能性)に注意。
② シートベルトを最後まで引き出す
根元まで引き出して、泥の跡・水のシミ・変色がないか確認します。ここは清掃が行き届きにくい場所です。
③ シート下・カーペットの下の金属部分
シートレールやフロアの金具に不自然なサビがないか。年式の割にサビが多い場合は要注意です。
④ ライト内側の曇り・水滴跡
ヘッドライト・テールランプの内側に水が入った跡がないか確認します。
⑤ 「修復歴」表記だけでは冠水はわからない
冠水は骨格修理を伴わないため、「修復歴なし」でも冠水車の可能性はゼロではありません。
信頼できる販売店で、状態の説明を受けて買うことが最大の防御です。
当店の姿勢
当店では、仕入れの段階で車両の状態を確認し、お客様に正直にご説明することを徹底しています。
「この車、状態は大丈夫?」という質問には、いつでも根拠を持ってお答えします。
車の状態について気になることがあれば、LINEで何でも聞いてください。
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