「48回払い」「60回払い」「84回払い」——回数で総額はいくら変わる?

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「月々を安くしたいなら、返済回数を長くすればいい」

その通りですが、総額では大きく損をします。 回数による違いを、具体的な数字で正直に比較します。


前提条件

  • 借入額:100万円
  • 金利:13%(自社ローンの一般的な水準で試算)

回数別・月々の返済額と総支払額

返済回数 期間 月々の返済額 総支払額 利息の総額
36回 3年 約3万3,700円 約121万3,000円 約21万3,000円
48回 4年 約2万6,800円 約128万6,000円 約28万6,000円
60回 5年 約2万2,800円 約136万5,000円 約36万5,000円
72回 6年 約2万100円 約144万7,000円 約44万7,000円
84回 7年 約1万8,200円 約152万9,000円 約52万9,000円


数字から読み取れること


① 月々を下げると、総額は確実に増える

36回と84回を比べると——

  • 月々の差:約1万5,500円(84回の方が安い)
  • 総額の差:約31万6,000円(84回の方が高い)

月々1万5,500円安くなる代わりに、5年分の車検代に相当する金額を余計に払うことになります。


② 回数を延ばすほど「効率」が悪くなる

36回→48回:月々6,900円下がり、総額7万3,000円増
72回→84回:月々1,900円下がり、総額8万2,000円増

回数を延ばすほど、月々の軽減効果は小さく、総額の増加は大きくなります。 72回以降は特に効率が悪くなります。


長期返済のもうひとつのリスク:残債と車の価値の逆転


84回(7年)払いの場合、5年目時点でまだ約30万円前後の残債が残っています。

一方、5年経った車の査定額は、軽自動車なら10〜30万円程度。残債の方が高くなる(オーバーローン)状態になりやすいのです。

この状態だと——

  • 車を売っても残債が残り、現金で清算が必要
  • 乗り替えたくても身動きが取れない
  • 車が故障して乗れなくなっても、ローンだけ残る

というリスクを抱えることになります。


じゃあ、何回払いを選ぶべきか


基本の考え方:
月々の返済が「手取りの20%以内」に収まる範囲で、最も短い回数を選ぶ

これが最もバランスの取れた選び方です。


具体例(手取り月収18万円・車両価格100万円の場合):
  • 20%ライン=月3万6,000円
  • 車の維持費(約1万7,000円)を引くと、ローンに使えるのは約1万9,000円
  • 72回払い(月約2万100円)はややオーバー、60回(月2万2,800円)も厳しい
  • 車両価格を80万円程度に下げて60回払いにする方が現実的

つまり、「回数を延ばして高い車を買う」より、「車両価格を下げて回数を短くする」方が、総額でも安全性でも有利です。


当店の考え方


正直に言うと、当店ではむやみに長い回数をおすすめしません。 月々の数字だけが安く見える契約は、後で苦しくなる可能性が高いからです。

「無理なく払えて、なるべく早く完済できる」ラインを一緒に探します。

希望の車両価格と手取り月収を教えていただければ、回数別の比較表をお出しします。




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