夏の紫外線と車——塗装・内装が受けるダメージと、簡単にできる対策
2026/07/27
7月も終盤、宮城でも紫外線が最も強い時期です。
人の肌と同じように、車も紫外線でダメージを受けています。何が起きるのか、どう防ぐのかをまとめます。
紫外線が車に与えるダメージ
① 塗装の色あせ・劣化
紫外線は塗装のクリア層(表面の透明な保護膜)を劣化させます。クリア層が傷むと——
- 色が褪せる(特に赤・青などの鮮やかな色)
- 表面が白っぽくボケる
- ひどくなるとクリア層が剥がれる
一度劣化した塗装は元に戻らず、再塗装には数万円〜十数万円かかります。
② ダッシュボードのひび割れ
車内で最も日光を浴びるのがダッシュボードです。樹脂が硬化して縮み、ひび割れ・変色が起きます。
中古車で「ダッシュボードが割れている」個体を見たことがある方も多いはずです。
③ シートの劣化
布シートは色あせ、革シートは乾燥してひび割れます。特に運転席は日光が当たりやすく、劣化が早く進みます。
④ ゴム・樹脂パーツの硬化
ドアのゴムパッキン、ワイパーのゴムなどが硬化し、ひび割れます。パッキンが劣化すると、雨漏り・風切り音の原因になります。
今日からできる対策
① 屋根のある場所に駐車する
最も効果的です。カーポート・立体駐車場・屋内駐車場が使えるなら、それだけで劣化速度が大きく変わります。
② サンシェードを使う
フロントガラスにサンシェードを立てるだけで、ダッシュボード・ハンドル・シートへの直射を防げます。
1,000〜3,000円程度で買えて、車内温度の上昇も抑えられる(=エアコンの負荷が減り燃費にも good)ので、費用対効果が非常に高いアイテムです。
③ ボディカバーを使う
長期間乗らない場合には有効ですが、砂埃を巻き込んで塗装を擦る可能性もあるため、使う場合は柔らかい素材のものを選びましょう。
④ こまめに洗車する
汚れが付着したまま日光にさらされると、汚れが焼き付いて落ちにくくなります。
前回の洗車の記事でも触れましたが、月2回程度の洗車が塗装を守ります。
⑤ ワックス・コーティングをかける
塗装表面に保護膜を作ることで、紫外線・汚れから守れます。
市販のワックスなら数千円、業者のコーティングなら数万円。長く乗る予定の車には検討する価値があります。
中古車を買うときの「紫外線ダメージ」チェック
購入前に確認しておきたいポイントです。
- ルーフ(屋根)の塗装:最も日光を浴びる場所。色あせ・ザラつきがないか
- ダッシュボード:ひび割れ・浮き・変色がないか
- ヘッドライトの黄ばみ:紫外線でレンズが劣化しているサイン。光量が落ち、車検に通らないこともあります
- ゴムパッキンの状態:硬化・ひび割れがないか
これらは「屋外駐車で長年使われてきた車かどうか」の手がかりにもなります。
ヘッドライトの黄ばみは復活できます
ヘッドライトの黄ばみ・くもりは、専用のクリーナーで磨くことである程度改善できます。
市販品なら1,000〜3,000円程度、業者に頼めば5,000〜1万5,000円程度。
見た目が若返るだけでなく、夜間の視界(=安全性)も改善するため、費用対効果の高いメンテナンスです。
当店では、納車前にこうした外装・内装の状態も確認してご説明しています。
「この車、屋外保管が長かった感じですか?」といった質問も、遠慮なくどうぞ。
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