ウインカーの「カチカチ音」はランプの音?|昔の車と今の車で違う意外な正体
2026/06/18
こんにちは!
カーマッチ名古屋楠インター店です(^_^)
車で右折や左折をするときに聞こえる、
「カチッ、カチッ、カチッ……」
というウインカーの音。
あまりにも当たり前すぎて、普段は気にすることもありませんよね。
でも、ふと考えてみると不思議です。
「外でランプが点滅している音が、車内まで聞こえているの?」
「電球が光るたびに、カチカチ鳴っているの?」
「そもそも、あの音はどこから出ているの?」
結論から言うと、
あの音は、ウインカーランプそのものが鳴っている音ではありません。
しかも、昔の車と最近の車では、音の正体が違うこともあります。
今回は、毎日の運転で何気なく聞いている「ウインカーの音」について、分かりやすく解説します。
ウインカーランプは、自分ではカチカチ鳴らない
ウインカーを作動させると、車の前後やドアミラーなどにある方向指示灯が一定の間隔で点滅します。
このランプ自体は、基本的に光っているだけです。
電球やLEDが、
「右に曲がりまーす!カチッ!」
と元気よく音を出しているわけではありません。
では、あのカチカチ音は何なのか。
従来の車では、ウインカーを一定の間隔で点滅させるために使われていたフラッシャーリレーやフラッシャーユニットの作動音が、車内に聞こえていました。
電気の流れを断続的に切り替え、
点灯
消灯
点灯
消灯
を繰り返す仕組みです。
その部品が動くときに出る音が、あの「カチカチ音」だったんです。
つまり昔の車では、
ランプの音ではなく、ランプを点滅させる部品の音
だったということです。
フラッシャーリレーって何?
フラッシャーリレーは、ウインカーやハザードランプを一定のリズムで点滅させるための部品です。
ウインカーを出したとき、ランプがずっと光りっぱなしでは、曲がる意思を周囲に分かりやすく伝えられません。
そこで、電気を一定の間隔で入れたり切ったりして、ランプを点滅させます。
昔ながらのタイプには、電流による熱や金属の動きなどを利用して、接点を開いたり閉じたりするものがありました。
その接点が動くときに、
「カチッ」
「カチッ」
という機械的な音が発生します。
そのため、昔の車ではウインカー音とランプの点滅が、かなり直接的につながっていました。
カチッと鳴る。
ランプが光る。
またカチッと鳴る。
ランプが消える。
とても分かりやすい仕組みです。
車の中で、小さな部品が一生懸命リズムを刻んでいたんですね。
最近の車は「わざと音を出している」こともある
最近の車では、ウインカーの点滅をコンピューターや電子回路で制御するものが増えています。
この場合、昔のリレーのような機械的な動作音が、そのまま聞こえているとは限りません。
車種によっては、メーター周辺のスピーカーやブザーなどから、電子的にウインカー音を出しています。
つまり、最近の車のカチカチ音は、
本当に部品がカチカチ動いている音ではなく、運転者に知らせるために作られた音
の場合があるんです。
ちょっと不思議ですよね。
昔は部品が働いた結果として音が鳴っていた。
今は音が鳴らない仕組みになったため、あえて「それっぽい音」を出している。
例えるなら、昔のカメラはシャッターが実際に動いて音が鳴っていたけれど、スマートフォンは撮影したことが分かるようにシャッター音を再生している。
そんな違いに少し似ています。
なぜ、音がなくなっても困らないようにしないの?
「ランプが点滅していれば、音はなくてもいいのでは?」
と思うかもしれません。
でも、ウインカー音には、運転者へ作動状態を伝える大切な役割があります。
音があることで、
・ウインカーを出したことが分かる
・戻し忘れに気づきやすい
・ハザードランプが作動していると分かる
・ウインカーが正常に動いているか確認しやすい
といったメリットがあります。
特に、ゆるいカーブや車線変更のあとでは、ハンドルを戻してもウインカーレバーが自動で戻らないことがあります。
そんなとき、カチカチ音が鳴り続けていれば、
「あ、ウインカー出しっぱなしだ」
と気づけます。
もし音がなかったら、名古屋から岐阜まで、ずっと左折予定の車みたいになってしまうかもしれません。
音は目立たない存在ですが、運転を助ける大切な合図なんです。
車によってウインカー音が違うのはなぜ?
車を乗り換えたとき、
「前の車より音が軽い」
「この車、ウインカー音が大きいな」
「なんか電子音っぽい」
「昔の車の方がカチカチ感が強かった」
と感じることがあります。
これは、車種によって音の出し方が違うためです。
従来型のリレー音に近いものもあれば、
・柔らかい電子音
・高めの音
・低く落ち着いた音
・金属的なカチカチ音
・控えめなコツコツ音
など、さまざまです。
最近の車では、車両設定画面から方向指示器の音量を変更できるものもあります。
ウインカー音も、ただ鳴ればいいというものではなく、車内の雰囲気や聞き取りやすさに合わせて設計されているんですね。
高級感のある車なのに、
「カッチーン!カッチーン!」
と景気よく鳴り響いたら、ちょっと雰囲気が変わってしまいます。
ウインカー音も、実は車の個性のひとつなんです。
ウインカーが急に速くなったら要注意
いつもは、
「カチッ……カチッ……」
という一定のリズムなのに、ある日突然、
「カチカチカチカチ!」
と速くなることがあります。
これは「ハイフラ」や「ハイフラッシャー」と呼ばれる状態で、ウインカーの電球切れや回路の異常などを知らせている可能性があります。
従来のフラッシャーユニットでは、ウインカーに流れる電流の変化を利用し、電球が切れて消費電力が変わると点滅速度も変わる仕組みが使われていました。
最近の車でも、車両側が異常を検知して、点滅や音のテンポを速くすることがあります。
つまり、ウインカーの速い音は、
「今日はテンション高めです!」
という意味ではありません。
車からの、
「どこかのウインカーが点いていないかもしれません」
というお知らせの可能性があります。
速く点滅したときに確認すること
ウインカーの点滅が急に速くなったら、安全な場所に停車して、次の部分を確認してみましょう。
・前のウインカーが点灯しているか
・後ろのウインカーが点灯しているか
・ドアミラーのウインカーが点灯しているか
・左右どちらで症状が出るか
・ハザードランプでは正常に点滅するか
自分一人では後ろのランプを確認しづらいため、家族や知人に見てもらう方法もあります。
壁やガラスへの映り込みを利用して確認できることもありますが、無理に道路上で確認するのは危険です。
電球切れだけでなく、配線やソケット、制御装置に問題がある場合もあるため、原因が分からなければ販売店や整備工場へ相談しましょう。
LEDに交換したら速く点滅することもある
電球タイプのウインカーをLEDへ交換したあとに、点滅が急に速くなることがあります。
LEDは一般的な電球より消費電力が小さいため、車側が、
「電気があまり流れていない」
「電球が切れているのでは?」
と判断してしまうことがあるからです。
その結果、実際にはLEDが光っていても、ハイフラ状態になる場合があります。
対策部品や車種に合った製品が必要になることもあるため、見た目だけでLEDを選ぶのは注意が必要です。
また、ウインカーの色や明るさ、点滅状態などは安全に関わります。
交換する場合は、車に適合した製品を選び、分からないときは専門店へ相談しましょう。
安く交換できたと思ったら、車が急にせっかちな性格になることがあります。
ウインカー音がしなくなったら故障?
ウインカーを出したときにランプは正常に点滅しているのに、車内の音だけが聞こえないことがあります。
この場合、必ずしもウインカーランプ自体の故障とは限りません。
考えられる原因には、
・音量設定が小さくなっている
・メーターやブザーの不具合
・フラッシャーリレーの不具合
・スピーカーや制御装置の異常
・車内の音で聞こえにくくなっている
などがあります。
一方で、音がせずランプも点滅していない場合は、ウインカーが正常に作動していない可能性があります。
ウインカーは、自分の進む方向を周囲へ伝える大切な安全装備です。
「音がしないけど、まあいいか」
ではなく、ランプの状態も含めて早めに確認しましょう。
中古車を見るときはウインカーの音にも注目
中古車を確認するときは、外装や走行距離、エアコン、ナビなどに目が行きがちです。
でも、運転席に座ったらウインカーも一度動かしてみましょう。
確認したいポイントは、
・左右とも正常に点滅するか
・点滅速度が不自然に速くないか
・メーター内の表示灯が動くか
・カチカチ音が正常に聞こえるか
・レバーがスムーズに戻るか
・ハザードランプも正常に動くか
です。
特に、ウインカーが社外品のLEDへ交換されている中古車では、点滅速度や明るさ、左右差なども見ておきたいところです。
小さな部分ですが、毎日の運転で必ず使う装備です。
よくある質問
Q.ウインカーのカチカチ音は、外でも聞こえますか?
車内で聞こえる音は、主にフラッシャーユニットやブザーなどから出ています。
外では、ランプ周辺から同じ音が大きく聞こえるわけではありません。
Q.ハザードランプの音も同じですか?
多くの車では、ウインカーとハザードランプで同じ、または似た点滅音が使われています。
ただし、車種によって音や点滅の制御方法は異なります。
Q.ウインカー音の音量は変更できますか?
車種によっては、車両設定やディスプレイのメニューから変更できます。
変更できない車もあるため、取扱説明書を確認しましょう。
Q.点滅が速くなったまま走っても大丈夫ですか?
電球切れなどによって、周囲へ曲がる方向を正しく伝えられない可能性があります。
そのままにせず、安全な場所で点灯状態を確認し、早めに点検・修理を受けましょう。
Q.ウインカー音が小さい中古車は異常ですか?
車種によって音量や音質が違うため、音が小さいだけで異常とは限りません。
ただし、以前は聞こえていたのに急に鳴らなくなった場合や、点滅状態にも異常がある場合は点検をおすすめします。
まとめ|ウインカーの音は、ランプではなく「作動を知らせる音」
ウインカーのカチカチ音は、ランプそのものが鳴っている音ではありません。
従来の車では、ウインカーを点滅させるフラッシャーリレーなどの作動音が聞こえていました。
一方、最近の車では、電子制御によってランプを点滅させ、ブザーやスピーカーから人工的に音を出している場合もあります。
昔は、
部品が動くから音が鳴った。
今は、
運転者に知らせるために音を鳴らしている。
同じカチカチ音でも、時代とともに中身は変わっているんです。
そして、点滅音が急に速くなったときは、ウインカーの球切れや異常を知らせている可能性があります。
いつもと音が違ったら、
「今日はリズム感がいいな」
で終わらせず、ランプがきちんと点灯しているか確認してみてください。
普段、何気なく聞いている音にも、ちゃんと意味があります。
次にウインカーを出したとき、少しだけカチカチ音が気になってしまうかもしれません。
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