カーマッチマガジン

梅雨時期のセルフカーメンテナンスで愛車を守ろう!

2025/06/09

車のキホン


ジメジメとした梅雨の季節は、車にとっても過酷な時期です。湿気や雨によって車体のサビやカビの原因になったり、視界不良やスリップ事故を引き起こす可能性も高まります。
カーマッチマガジンでは、この時期にぜひ取り組んでほしいセルフカーメンテナンスのポイントをご紹介します。プロに任せる前に、自分でできる簡単なお手入れを習慣にして、大切な愛車を守りましょう!


1. ワイパーの点検と交換

梅雨の運転で最も重要なのが「視界の確保」です。
ワイパーのゴムが劣化していると、雨をきれいに拭き取れず、視界がぼやけてしまいます。以下の点に注目して点検しましょう:

  • 拭き残しやビビリ音がする
  • ゴム部分が割れている、または硬くなっている
  • ワイパーを動かした際にスジが残る

1年に1回の交換が目安ですが、梅雨前のこの時期に新しいものに交換するのがベストです。


2. フロントガラスの撥水コーティング

撥水コートを施すことで、雨の日の視界が格段に良くなります。
ガラス用の撥水剤はカー用品店やホームセンターで手に入り、施工も簡単です。以下の手順で作業しましょう:

  1. ガラス表面の汚れや油膜を洗い流す
  2. 完全に乾燥させる
  3. 撥水剤をムラなく塗布
  4. 数分後、きれいなクロスで拭き取り

夜間や高速道路走行時の視界確保に大きく貢献します。


3. タイヤの溝と空気圧チェック

雨天時は路面が滑りやすくなるため、タイヤのコンディションが安全運転の鍵を握ります。

  • 溝の深さが1.6mm未満の場合は法定基準を下回るため交換が必要
  • 側面にヒビや膨らみがないかを確認
  • 空気圧は月に1回、特に気温や気圧が変化する梅雨時にはこまめにチェックを

空気圧が適正でないとハイドロプレーニング現象のリスクも高まります。


4. ボディの洗車とコーティング

雨による汚れや黄砂、酸性雨などからボディを守るためには、定期的な洗車とコーティングが効果的です。

  • 雨の直後は汚れが付きやすいので、早めの洗車が理想
  • ワックスやコーティング剤で表面を保護することで、サビの発生を抑制

特にドア下部やホイール周りなど、水が溜まりやすい場所は念入りにチェックしてください。


5. 室内の除湿と換気

梅雨は車内にも湿気がたまりやすく、カビや嫌なニオイの原因に。以下の対策が効果的です:

  • 除湿剤や炭などの吸湿グッズを車内に設置
  • エアコンを「除湿(ドライ)モード」に設定
  • 天気の良い日は窓を開けて換気を

また、エアコンフィルターもこの時期にチェック・交換することで空気の清浄化に繋がります。


6. バッテリーの状態確認

雨の日の運転ではヘッドライト、ワイパー、エアコンなどの使用頻度が上がるため、バッテリーへの負担が大きくなります。

  • エンジンのかかりが悪い
  • 電装品の動きが鈍い
  • 使用期間が2年以上経過している

上記のような兆候があれば、早めの点検または交換を検討しましょう。


梅雨こそ「早めの手入れ」が肝心

梅雨時期は車にとってトラブルの原因が多く潜む季節ですが、日頃の小さなメンテナンスがそのリスクを大きく減らしてくれます。今回ご紹介した方法はすべて、自宅でも簡単にできるものばかり。
雨の日も安心してドライブができるよう、ぜひ習慣にしてみてください。

もっと詳しい方法やプロに任せたいという方は、カーマッチマガジンhttps://car-match.jp/のお問い合わせページよりお気軽にご相談ください。あなたの愛車に最適なアドバイスをご提供いたします。