カーマッチマガジン

中古車でも長持ち!メンテナンスのコツ5選

2025/05/28

車のキホン


中古車を購入したあと、「できるだけ長く乗りたい」「不具合を防ぎたい」と考える方は多いのではないでしょうか?
新車と比べると、中古車は年式や走行距離によってコンディションが異なるため、日頃のメンテナンスが寿命を大きく左右します。

今回は、カーライフを安心・快適に保つために重要な「中古車でも長持ちするメンテナンスのコツ」を5つご紹介します。


1. 定期的なオイル交換は基本中の基本!

エンジンオイルは車の「血液」とも言われるほど重要な存在です。
古いオイルを使い続けると、エンジン内部に汚れがたまり、部品の摩耗や不具合の原因になります。

▶ 交換の目安

一般的には「5,000〜7,000kmごと」または「半年ごと」が推奨されていますが、購入時にエンジンの状態が分からない中古車は、最初の数回はこまめにチェックし、早めの交換が安心です。

▶ オイルフィルターも一緒に!

オイル交換時は、オイルフィルターの交換も忘れずに行いましょう。汚れたフィルターでは新しいオイルもすぐに劣化してしまいます。


2. バッテリーの状態を定期チェック!

中古車では、前オーナーの使い方によってバッテリーの寿命が短くなっている可能性があります。
特に車を長期間動かしていなかった場合や短距離運転が多かった車両は要注意です。

▶ こんな症状に注意

  • エンジンのかかりが悪い
  • ライトが暗い
  • カーナビや電装品の動作が不安定

これらの症状があれば、バッテリー交換のサインかもしれません。
定期点検時に電圧をチェックし、3〜4年が経過していれば早めの交換を検討しましょう。


3. タイヤの空気圧・溝のチェックを忘れずに!

タイヤは路面との唯一の接点です。中古車はタイヤが交換時期に近いことも多いため、購入後すぐに点検するのが理想です。

▶ 空気圧のチェックは月1回

空気圧が低下していると燃費が悪くなったり、偏摩耗の原因になります。月1回のチェックと補充を習慣にしましょう。

▶ 溝の深さは「1.6mm」が交換目安

スリップサイン(タイヤの溝の限界を示す部分)が見えてきたら、すぐに交換を。特に雨の日のスリップ事故リスクが高まります。


4. ブレーキパッドとブレーキオイルの確認

中古車で最も重要な安全装置、それがブレーキです。ブレーキパッドは消耗品であり、使い方によって摩耗速度が大きく変わります。

▶ ブレーキパッドの厚みは要チェック

パッドの厚みが3mm以下なら交換のサインです。異音(キーキー音)やブレーキの効きが悪いと感じたら、早めに整備工場へ。

▶ ブレーキオイルも忘れずに!

2年に1回を目安に交換することで、ブレーキ性能の維持につながります。


5. 洗車・下回りの防錆対策も重要!

中古車は「外観の美しさ」よりも「車体の健康状態」が長持ちのカギです。特に雪国や海沿い地域では下回りのサビに注意が必要です。

▶ 洗車はこまめに!

ボディの汚れは早めに落とし、塗装面を守りましょう。洗車時には下回りの汚れや泥も忘れずに洗い流すことが大切です。

▶ 防錆処理もおすすめ

下回りの防錆コーティングをしておくことで、車体の腐食を防ぎ、長く快適に乗ることができます。


中古車は「手間をかけるほど長く乗れる」

中古車は、新車に比べてメンテナンスの「始め時」が早いのが特徴です。
しかし、日頃の点検とちょっとした手入れを心がけることで、トラブルを未然に防ぎ、車を長持ちさせることができます。

これから中古車を購入する方も、すでに所有している方も、今回ご紹介した5つのメンテナンスポイントをぜひ実践してみてください!