お客様に販売する直前の車両が事故相手の全過失であったのに保険が車両価格の半額でしか提示されなかったことが話題になりました。

こちらは弁護士を交えてほぼ全額保証されることになり販売店側は良かった結果となりました。

なぜこのような乖離が起きるのでしょうか。

これは保険屋さんが参考にしている車両価格の算出に利用するレッドブックやイエローブックなどの価格の算出方法や最近ですと一気に中古車価格が高騰していることが原因になります。

保証は同程度の車の市場価格と同額支払いなさいと判例が出ているので裁判まですれば満額までは出ますし一般のお車でしたらそこまでズレることはありません。

しかし最近の新車の品薄や一部旧車の高騰には保険料の値段設定が合っていないため中々保険会社は渋ることが多いと思います。

保証して欲しい側からすると「なんで全額出してくれないんだよ！」となりますがこれを許可しようとすると中古車の値段が上がると保険料も同様にアップしなければなりません。

事故に遭った人からすると上げてでも全額保証しろよ！となりますが、この制度になると新車で買ってその後中古車価格が上がると事故もしてないのに保険料がそれに釣られて上がり等級上がったのに保険料高くなってるじゃないか！というのを加入者全員が許容しなければなりません。

きちんと保証して欲しければその分保険料を払うということですね。

実はきちんと保険屋さんに申告すれば車両価格は上げることができるものをあります。

違法改造は別ですが例えばエアロをフルでつけたから高くなったと保険会社に申告すれば保険料は当然上がりますがその分の価値を上がった保証が受けられます。

他にもこうした通常の車と値動きが違うものには裁判で訴えるのも手です。その際弁護士を雇わないとあまり闘いにならないので弁護士特約をつけていると気軽にできるとお思いますのでオススメです。

自身の乗られているお車の価値を知って適切に保険に入ることでもしもの時に十分な保証が受けられますので保険内容の見直しは定期的に行ったほうが良いですね！

自分に合った保険を選び良いカーライフにしていきましょう！

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