「後席に乗る人」の視点で選ぶ——親・祖父母を乗せることが多い方への4車種
2026/07/26
車を選ぶとき、多くの人は「運転席から見た使い勝手」で判断します。
でも、後席に高齢の親・祖父母を乗せる機会が多いなら、乗る人の視点で選ぶべきです。今回はその視点で4車種を比較します。
後席に高齢者を乗せるときに大事なこと
① 乗り込むときの「段差」と「高さ」
足腰が弱くなると、地面から座面までの高さ・またぐ段差が最大のハードルになります。
低すぎても(沈み込む)高すぎても(よじ登る)つらい。座面高が地面から50〜60cm程度が乗り降りしやすいと言われています。
② ドアの開き方
スライドドアは、開口部が大きく、開けたドアが体を支える手すり代わりにもなります。狭い駐車場でも全開にできるのが大きな利点です。
③ 手すり(アシストグリップ)の位置
乗り降りのときに掴む場所があるかどうかで、負担が大きく変わります。
④ 揺れの少なさ
高齢の方は車酔いしやすい傾向があります。乗り心地の良さは「快適さ」ではなく「体調」の問題になります。
① トヨタ シエンタ
乗り込みやすさ: ◎
中古価格帯: 90〜230万円程度
地上高が低く、スライドドアという組み合わせで、乗り降りのしやすさはクラス随一。
ステップの高さが抑えられており、足を大きく上げずに乗り込めます。
3列目を畳めば、車椅子・歩行器の積載スペースも確保しやすいです。通院の付き添いが多い方に向いています。
60回払いの月々返済額目安(150万円の場合): 約2万7,000〜3万2,000円程度
② ダイハツ タント
乗り込みやすさ: ◎
中古価格帯: 60〜190万円程度
ミラクルオープンドアによるピラーレスの大開口は、軽自動車では他に代えがたい特徴です。
助手席と後席のドアを両方開けると、非常に広い開口部ができ、介助しながらの乗り降りがしやすくなります。
軽自動車なので維持費も抑えられ、「送迎専用のもう1台」としても現実的です。
60回払いの月々返済額目安(100万円の場合): 約1万8,000〜2万2,000円程度
③ ホンダ フリード
乗り込みやすさ: ○
中古価格帯: 100〜250万円程度
後席の足元が広く、乗ってからの快適性が高いモデルです。シエンタよりやや室内が広く、長時間の移動でも後席の方が疲れにくいのが特徴。
「乗り降りのしやすさ」だけでなく「乗っている間の快適さ」も重視する方に向いています。
60回払いの月々返済額目安(160万円の場合): 約2万9,000〜3万5,000円程度
④ トヨタ ルーミー
乗り込みやすさ: ◎
中古価格帯: 80〜190万円程度
天井が非常に高く、かがまずに乗り込めるのが最大の特徴。頭を下げる動作がつらい方には、この点が決定的な違いになります。
スライドドア・低いステップ・広い開口部が揃っており、コンパクトなボディで運転もしやすい万能型です。
60回払いの月々返済額目安(120万円の場合): 約2万2,000〜2万6,000円程度
比較まとめ
| 車種 | 段差の低さ | 開口部の広さ | 天井の高さ | 維持費 |
|---|---|---|---|---|
| シエンタ | ◎ | ○ | ○ | 中 |
| タント | ○ | ◎ | ◎ | 安い |
| フリード | ○ | ○ | ○ | 中 |
| ルーミー | ◎ | ○ | ◎ | やや安い |
購入前に必ずやってほしいこと
実際に乗せる方に、一度乗ってもらってください。
カタログの数字より、本人が「乗りやすい」と感じるかどうかがすべてです。
当店では、現車での乗り降り確認を歓迎しています。「親を連れて見に行っていいですか」という相談も、遠慮なくどうぞ。
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