「任意保険を使うと、次の年から保険料が上がる」——等級と保険料の仕組みを正直に解説
2026/07/15
「小さな傷で保険を使ったら、翌年から保険料が上がってしまった」という話を聞いたことはありますか?
任意保険の等級制度と、保険を使うべき場面・使わない方がいい場面を解説します。
等級制度のおさらい
任意保険には「ノンフリート等級制度」があり、1〜20等級で管理されています。
・新規加入時:6等級からスタート
・無事故で1年経過:1等級アップ(割引率が上がり、保険料が下がる)
・保険を使う事故があった場合:翌年に3等級ダウン(割引率が下がり、保険料が上がる)
等級が下がると保険料はどのくらい上がるのか
具体的な数字で見てみます。
15等級(53%割引)の方が事故で保険を使った場合:
翌年は12等級(36%割引)になります。
仮に15等級での年間保険料が6万円だった場合、12等級では約7万5,000円程度になります。差額は年約1万5,000円。
さらに、事故後は3年間等級が上がるペースが制限されるため、元の15等級に戻るまでに時間がかかります。
「保険を使う」vs「自費修理」どちらが得か
保険を使うかどうかは、「修理費用」と「保険を使ったことで増える保険料の総額」を比べて判断します。
目安として:
修理費用が10〜20万円以下の場合は、自費修理の方がトータルコストが安くなるケースが多いです。
保険を使った方がいい場面:
- 修理費用が30万円以上かかる
- 相手に怪我をさせた(対人賠償)
- 相手の車・物を壊した(対物賠償)で高額になる
自費修理を検討した方がいい場面:
- 自分の車だけに傷がついた(自損事故)
- 修理費用が10〜15万円以内で収まる
- 等級が低く、これ以上下がると保険料が大幅に上がる
中古車を買う方への注意点
中古車を購入して新規で任意保険に加入する場合、最初は6等級スタートになります。6等級は割引率が低く、保険料が高めになります。
特に20代の方は年齢条件も重なり、月々1万円以上になるケースもあります。
車のローン返済と合わせて月々のコストに組み込んでおくことが大切です。
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