中古車の「年式」と「走行距離」の正しい見方——数字だけで判断すると失敗します
2026/06/09
「年式が新しくて走行距離が少ない車がいい」——これは多くの方が最初に持つイメージです。間違いではありませんが、この2つの数字だけで中古車を選ぶと、思わぬ失敗につながることがあります。今日は年式と走行距離の正しい見方をお伝えします。
年式とは何か
年式とは、車が製造・登録された年のことです。一般的に「令和〇年式」「20〇〇年式」という形で表記されます。
年式が新しい車は、最新の安全装備・燃費性能・デザインを持っている可能性が高いです。また、経年劣化による部品の消耗が少ないため、状態が良いケースが多いです。
ただし、年式だけでは車の「実際の状態」はわかりません。新しい年式でも、使い方が荒かったり、メンテナンスをしていなかったりすると、状態が悪いことがあります。
走行距離とは何か
走行距離とは、その車が今まで走ってきた合計の距離のことです。メーターに表示されている数字(オドメーター)で確認できます。
一般的に走行距離が少ない車は、エンジン・ミッションなどの主要部品の消耗が少なく、状態が良いことが多いです。中古車市場では走行距離が少ない車ほど価格が高くなる傾向があります。
目安として、年間1万km程度が「普通の使い方」とされています。10年落ちの車で走行距離が10万km前後であれば、年間1万kmのペースで乗られてきた計算になります。
年式・走行距離だけで判断すると失敗する理由
走行距離が少なくても、状態が悪い車がある
「走行距離1万km」という車が出てきたとします。一見すると「ほとんど乗っていない良い車」に見えます。ところが、この車が10年間ほとんど動かされずに放置されていた場合、ゴム部品(タイヤ・ホース・パッキン類)が劣化し、バッテリーが弱っていて、エンジン内部にも問題が起きている可能性があります。
車は走らせることで各部が潤滑されメンテナンスされる部分があります。長期間放置された車は、走行距離が少なくても状態が良くないことがあるのです。
走行距離が多くても、状態が良い車がある
逆に「走行距離15万km」という車でも、定期的にオイル交換・消耗品の交換をしっかりやってきた車は、状態が良いことがあります。走行距離よりも「どんな使い方・メンテナンスをしてきたか」が、車の実際の状態に大きく影響します。
走行距離・年式と合わせて確認すべきこと
年式・走行距離と合わせて、次の情報を確認することをおすすめします。
整備記録簿(メンテナンスノート)の有無
過去にどんな整備をしてきたかが記録された書類です。オイル交換・タイヤ交換・各部点検の記録が残っていると、車のメンテナンス状況を確認できます。記録が揃っている車は、きちんと管理されてきた可能性が高いです。
修復歴の有無と内容
修復歴がある場合は、どこをどの程度修理したのかを確認しましょう。フレーム(骨格部分)の修理は走行に影響が出ることがあるため、特に慎重に確認することをおすすめします。
実際の状態の確認
エンジン音・走行時の振動・ブレーキの効き具合・内外装の状態——実際に確認することで、数字ではわからない情報が得られます。
「この走行距離でこの価格は安すぎる」と感じたら注意
相場より極端に安い車には、何らかの理由があることがほとんどです。「走行距離が少ないのに安い」「年式が新しいのに安い」という車は、状態や来歴に問題がある可能性があります。
「安さの理由を正直に説明してくれるかどうか」が、信頼できるお店かどうかの判断基準のひとつです。新利府店では、価格が安い理由も含めて正直にお伝えします。
グランドオープンは6月18日(木)。
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