ABSとは?車のブレーキがガガガッとなる理由と「壊れた?」と思ったときの確認ポイント
2026/06/07
こんにちは。
カーマッチ名古屋楠インター店です。
車を運転していて、急ブレーキを踏んだときに、
「ガガガガガッ!」
「ゴゴゴゴッ!」
「ブレーキペダルがブルブルする!」
こんな経験、ありませんか?
初めてだと、かなり焦ります。
「え、ブレーキ壊れた?」
「車の下で何か外れた?」
「今、車が怒った?」
みたいな気持ちになります。
でもそれ、もしかするとABSが作動している音や振動かもしれません。
ABSは、車の安全装置のひとつです。
ブレーキを踏んだときに「ガガガッ」となるのは、必ずしも故障ではありません。
今回は、ABSとは何か、車のブレーキがガガガッとなる理由、故障と見分けるポイントをわかりやすく解説します。
ABSとは?簡単にいうと「タイヤをロックさせにくくする装置」
ABSとは、
アンチロック・ブレーキ・システムのことです。
名前だけ聞くと、ちょっと難しそうですよね。
でも役割はシンプルです。
急ブレーキを踏んだときに、タイヤが完全にロックして滑るのを防ぎ、ハンドル操作をしやすくする装置です。
車はブレーキを強く踏みすぎると、タイヤの回転が止まってしまうことがあります。
これを「タイヤがロックする」といいます。
タイヤがロックすると、車は止まろうとしているのに、路面の上をズーッと滑ってしまうことがあります。
特に、
雨の日。
雪の日。
砂利道。
マンホールの上。
急な飛び出し。
強めにブレーキを踏んだとき。
こういう場面で起きやすいです。
ABSは、そういうときにブレーキの力を細かく調整して、タイヤがロックしっぱなしにならないように助けてくれます。
つまりABSは、車がパニックにならないように、裏で高速ツッコミしてくれる安全係です。
「踏みすぎ!ちょっと緩める!また効かせる!また緩める!」
これを一瞬で何回もやっています。
そりゃガガガッとも言います。
なぜブレーキがガガガッとなるの?
ABSが作動すると、ブレーキペダルに振動が伝わることがあります。
そのときに、
「ガガガガッ」
「ゴゴゴゴッ」
「ブルブルブル」
という音や感触が出ることがあります。
これは、ABSがブレーキの力を細かく調整しているためです。
普通に考えると怖いですよね。
ブレーキを踏んでいる足元からガガガッと来たら、
「何か壊れた!」と思っても無理ありません。
でも、ABSが作動している場合は、
車が一生懸命、タイヤをロックさせないようにしている状態です。
人間で例えるなら、
滑りそうになったときに足をバタバタさせて踏ん張る感じです。
見た目はちょっと慌ただしいけど、
本人は必死にバランスを取っています。
車も同じです。
ABSが作動したときのガガガッは、
「壊れた音」ではなく、
安全装置が働いている音や振動の可能性があります。
ABSが作動しやすい場面
ABSは、普段のゆるいブレーキではあまり作動しません。
作動しやすいのは、タイヤが滑りやすい場面や、強くブレーキを踏んだときです。
たとえば、こんな場面です。
雨の日の急ブレーキ
雨で路面が濡れていると、タイヤが滑りやすくなります。
前の車が急に止まった。
歩行者や自転車が飛び出してきた。
信号が変わって強めにブレーキを踏んだ。
こういう場面でABSが作動することがあります。
雨の日に「ガガガッ」となったら、かなりビックリしますが、
それだけタイヤが滑りやすい状況だったとも考えられます。
雪道や凍結路
雪道や凍った道では、ABSが作動しやすくなります。
少し強めにブレーキを踏んだだけでも、タイヤがロックしそうになり、ABSが働くことがあります。
雪の日は車も緊張しています。
人間でいうと、凍った歩道を革靴で歩いているようなものです。
一歩一歩、かなり慎重です。
砂利道や濡れたマンホール
砂利道や、雨の日のマンホール、白線の上なども滑りやすい場所です。
普通のアスファルトよりタイヤがグリップしにくいため、ABSが働くことがあります。
特にバイクほどではないにしても、車でも滑りやすい場所はあります。
「なんでこんなところでガガガッとなった?」
と思ったときは、路面状況が関係しているかもしれません。
急ブレーキを踏んだとき
もちろん、急ブレーキを踏んだときもABSは作動しやすいです。
ABSは、急ブレーキ時に車を安定させるための安全装置です。
ブレーキペダルが振動しても、慌てて足を離さないことが大切です。
初めてABSが作動すると、びっくりしてブレーキを緩めてしまう人もいます。
でも、本当に止まりたい場面では、
ブレーキをしっかり踏み続けることが大事です。
車がガガガッと言っても、
「うるさい!今は止まるのが先!」
くらいの気持ちで大丈夫です。
ABSがあると制動距離は必ず短くなるの?
ここ、少し誤解されやすいポイントです。
ABSは、ブレーキを踏んだときにタイヤがロックしにくくなる装置です。
大きな目的は、
急ブレーキ中でもハンドル操作をしやすくすることです。
つまり、ABSがあるからといって、どんな路面でも必ず停止距離が短くなるとは限りません。
状況によっては、ABSが作動することで制動距離が伸びる場合もあります。
でも、タイヤがロックして完全に滑ってしまうと、ハンドルを切っても車の向きを変えにくくなります。
ABSはそれを防ぎ、障害物を避けるための操作をしやすくしてくれます。
簡単に言うと、
ABSは“止まるため”だけでなく、“避けるため”にも大事な装置です。
急ブレーキ中にハンドルが効くかどうか。
これはかなり大きいです。
人生も車も、止まるだけじゃなく、避ける技術が大事です。
ABSが作動したとき、どうすればいい?
ABSが作動してブレーキがガガガッとなったときに大事なのは、慌てないことです。
急ブレーキが必要な場面では、
ブレーキペダルをしっかり踏み続けることが基本です。
ペダルがブルブルしても、足を離さない。
ガガガッと音がしても、踏み続ける。
ABSは、ブレーキを踏んでいる間に働きます。
途中でブレーキを緩めてしまうと、必要な制動力が弱くなることがあります。
もちろん、状況によってハンドル操作も必要になります。
ただし、無理に大きくハンドルを切ると危険な場合もあります。
大事なのは、普段から車間距離を取り、急ブレーキが必要になりにくい運転をすることです。
ABSは安全装置ですが、魔法ではありません。
「ABSあるからギリギリでも大丈夫!」
は危ないです。
安全装置を信じるのはいいですが、頼りきるのは違います。
傘を持っているからといって、台風の中で全力疾走するのは違いますよね。
それと同じです。
ABSのガガガッと故障の違いは?
ここが一番気になるところだと思います。
「このガガガッはABSなのか?」
「それとも本当に故障なのか?」
見分けるポイントを整理すると、こんな感じです。
ABSの作動っぽいケース
急ブレーキを踏んだときだけガガガッとなる。
雨の日や滑りやすい路面で起きた。
ブレーキペダルがブルブルした。
その後、普通にブレーキが効く。
ABS警告灯が点きっぱなしではない。
こういう場合は、ABSが正常に作動した可能性があります。
点検した方がいいケース
普通にゆっくりブレーキを踏んでも異音がする。
毎回ブレーキを踏むたびに変な音がする。
ブレーキの効きが悪い。
ペダルの踏み心地がいつもと違う。
ABS警告灯が点きっぱなし。
ブレーキ警告灯が点灯している。
ガリガリ、ゴーゴーという金属音がする。
こういう場合は、ABSではなく、ブレーキまわりの不具合や部品の摩耗が関係している可能性があります。
特に、警告灯が点いている場合は放置しない方が安心です。
「警告灯ついてるけど、まあ走れるし」
これは車に対してなかなか強気すぎます。
車がせっかく教えてくれているので、ちゃんと聞いてあげましょう。
ABS警告灯が点いたらどうする?
メーター内にABSという表示が点灯することがあります。
エンジンをかけた直後に一瞬点いて消えるのは、正常な作動確認のことが多いです。
でも、走行中に点いたままになる場合は注意が必要です。
ABS警告灯が点いているときは、ABSに関係するシステムに異常がある可能性があります。
この場合でも、通常のブレーキ自体は効くことが多いですが、ABSが正常に働かない可能性があります。
つまり、急ブレーキや滑りやすい路面で、ABSのサポートが受けられないかもしれません。
これは早めに点検した方がいいです。
さらに、ブレーキ警告灯も同時に点いている場合は、より注意が必要です。
ブレーキは安全に直結する部分なので、自己判断で放置しないようにしましょう。
中古車を選ぶときもABSは確認したい
最近の車ではABSはかなり一般的な装備になっています。
ただ、中古車を選ぶときは、安全装備の内容を確認しておくことが大切です。
年式やグレードによって、装備の内容が違うことがあります。
中古車を見るときは、
ABSが付いているか。
警告灯が点灯していないか。
ブレーキの効きに違和感がないか。
納車前点検でブレーキまわりを確認しているか。
ほかの安全装備もどうなっているか。
このあたりをチェックできると安心です。
車は安さだけで選ぶと、あとから不安が出ることがあります。
特にブレーキや安全装備は、
「まあいいか」で済ませたくない部分です。
見た目がキレイ。
価格が安い。
装備が良さそう。
それも大事です。
でも、ちゃんと止まる。
ちゃんと曲がる。
ちゃんと安全に乗れる。
ここはもっと大事です。
ABSがある車でも、タイヤの状態は大事
ABSがついていても、タイヤの状態が悪いと安全性は下がります。
たとえば、
タイヤの溝が少ない。
空気圧が低い。
古くてひび割れている。
雨の日に滑りやすい。
スタッドレスタイヤが劣化している。
こういう状態では、ABSがあっても限界があります。
ABSは、タイヤと路面の関係を助ける装置です。
でも、タイヤ自体が弱っていたら、そもそものグリップ力が足りません。
スニーカーの底がツルツルなのに、
「俺、反射神経いいから大丈夫」
と言って雨の日に走るようなものです。
いや、靴を替えましょう。
車も同じです。
ABSだけで安心するのではなく、タイヤやブレーキパッドなど、基本的なメンテナンスも大切です。
ABSが作動したら「運転が危なかったサイン」と考えるのも大事
ABSが作動したということは、
タイヤがロックしそうなくらいブレーキを強く踏んだ、または路面が滑りやすかったということです。
もちろん、急な飛び出しなど避けられない場面もあります。
ただ、頻繁にABSが作動するなら、少し運転を見直した方がいいかもしれません。
車間距離が近い。
スピードが出すぎている。
雨の日でも普段通りの感覚で走っている。
ブレーキのタイミングが遅い。
こういうクセがあると、ABSが働く場面が増えやすくなります。
ABSは安全装置ですが、できれば何度もお世話にならない方がいいです。
救急箱みたいなものです。
持っていると安心ですが、
毎日使う生活はちょっと見直した方がいいですよね。
まとめ:ブレーキのガガガッはABSが働いている可能性があります
ブレーキを踏んだときに「ガガガッ」と音がしたり、ペダルがブルブルしたりすると、初めての人はかなり驚くと思います。
でもそれは、ABSが作動している音や振動の可能性があります。
ABSとは、急ブレーキ時にタイヤがロックして滑るのを防ぎ、ハンドル操作をしやすくする安全装置です。
雨の日、雪道、砂利道、急ブレーキ時などに作動しやすくなります。
ただし、
普通のブレーキでも毎回異音がする。
ゴーゴー、ガリガリという音がする。
ブレーキの効きが悪い。
ABS警告灯が点いたまま。
ブレーキ警告灯が点いている。
こういった場合は、早めに点検した方が安心です。
車の安全は、走ることよりも、止まることが大事です。
カーマッチ名古屋楠インター店では、中古車選びだけでなく、購入後に安心して乗るためのポイントも大切にしています。
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