カーマッチマガジン

お盆休みに向けてやっておきたい車のチェックポイント

2025/07/28

車のキホン

夏の帰省やレジャーを控えたお盆休み。長距離運転や渋滞も考慮して、事前に愛車のチェックをしておけば、安心・快適な旅を楽しめます。


1. エンジンオイル&冷却水の点検

まずはエンジンオイル。量と汚れ具合はもちろん、オイル交換時期が近い場合は早めの交換を。高温多湿の時期にはエンジンに負荷がかかるため、早めのメンテナンスが肝心です。
冷却水も同様にチェックし、量が低ければ補充を。サーモスタットやファンも含め、オーバーヒート対策を万全にしておきましょう。

2. タイヤの状態チェックと空気圧調整

タイヤの溝やヒビ、偏摩耗の有無を点検。お盆の高速道路は渋滞や長距離走行が予想されます。適正な空気圧に保たれていないと、燃費悪化やバーストの原因にもなります。
スペアタイヤの空気圧や状態も忘れずに確認を。

3. ブレーキ系統の点検

ブレーキパッドの残量、ディスク・ドラムの摩耗具合、ブレーキ液の量と劣化状態をチェック。
長時間の高速運転や山道では頻繁にブレーキを使用するため、不具合があると重大事故のリスクも高まります。

4. ライト類・ウインカー・ワイパーの動作確認

ヘッドライト、フォグライト、ストップランプ、ウインカー全て点灯を確認。さらにワイパーブレードの状態を確認し、拭きムラやゴム破れがある場合は早めに交換を。
突然の雷雨や夜間運転の視界確保には欠かせません。

5. バッテリーの健康状態確認

バッテリー端子の錆付き、液量(メンテナンスフリーであっても保証期限内かどうか)を確認しましょう。
長距離移動中のエアコンやオーディオ使用時にバッテリー上がりが起きやすく、休憩所や高速パーキングで不便な思いをしたくないものです。

6. エアコンフィルターと冷房効率のチェック

車内の快適さに直結するエアコンフィルターの汚れ具合を確認し、必要があれば清掃または交換を。
冷房効率が落ちている状態で長時間走行すると、ドライバーも疲れやすく注意力が低下します。

7. ワイパーウォッシャー液と油膜除去

ウォッシャー液が十分に残っているか確認し、不足している場合は補充を。フロント/リアガラスに油膜があると視界不良を招くので、専用クリーナーで除去しておきましょう。

8. 車内備品・緊急グッズの準備

万が一の事故やトラブル時に備え、以下のアイテムを確認・揃えましょう:

  • 携帯型ジャッキ&レンチセット
  • ジャンプケーブルorブースターケーブル
  • LEDランタンや懐中電灯
  • 非常用三角表示板
  • 応急救護用簡易キット(バンドエイド、消毒液など)
  • 給水用ペットボトル(数本)

車内の整理整頓もお忘れなく。地図やチャイルドシートなども使いやすく配置しておきましょう。

9. 車検・整備記録の確認

有効な車検証、自賠責保険証を車内に保管しているか。さらに最近の点検整備の記録があると修理履歴や交換箇所が分かりやすく、トラブル時の判断に役立ちます。

10. 運転ルートと渋滞予測の準備

お盆時期は交通量が増えるため、事前に渋滞予測やナビゲーションアプリで渋滞しやすい区間をチェックし、ルートを複数パターンで準備しておくと安心です。
また、SA・PAのトイレや充電設備、ドッグランなどの設備情報も確認しておくのが◎。


まとめ:お盆休み前のチェックポイント一覧

チェック項目 内容のポイント
エンジンオイル/冷却水 量の確認・交換時期チェック
タイヤ状態/空気圧 溝・偏摩耗・バースト予防
ブレーキ系 パッド、液量、動作チェック
ライト類/ワイパー 点灯確認&拭き取り力点検
バッテリー 電圧・寿命・端子チェック
エアコンフィルター 汚れ除去/交換時期確認
ウィンドウウォッシャー/油膜除去 視界確保・フロントガラス清掃
緊急グッズ/備品 整備工具・救急セットの装備
車検証・整備記録 現物の携帯と整備履歴確認
ルート/渋滞予測 複数ルート計画・SA/PAチェック

豆知識:なぜ事前チェックが重要?

安全性の確保:高速や山道の渋滞・トンネル走行では、エンジン負荷やブレーキ使用頻度が増加。整備不良は事故につながります。
燃費向上と快適性:適正空気圧やクリーンなエンジン/フィルター状態は燃費向上に直結し、車内快適度もアップ。
トラブル防止:突然のバッテリー上がりやパンクは、休暇の楽しさを台無しにしかねません。緊急グッズ準備で安心感も得られます。


お盆休みのドライブや移動を快適・安心に過ごすために、ぜひ上記のチェックポイントを参考に、事前準備をしっかりしておきましょう。
素敵な夏の思い出がたくさんできますように。