カーマッチマガジン
車のA/Cボタンの上手な使い方
2021/10/08
車のエアコンのスイッチパネルに『A/C』と書かれたボタンがあると思いますが、皆様意味はご存知でしょうか?自然と、夏場の暑い時期はON、冬場の寒い時期はOFFのように、ON/OFFを切り分けていませんか?本記事ではカーエアコンの『A/C』の意味と使い方ついてご紹介します。
「A/C」の意味は?
A/C」は「Air/ Compressor 」の頭文字をとった略称です。つまり家庭用のエアコンと同じ意味です。しかし、車のエアコンでは使用用途が異なります。
「A/C」をONにすると、車内に導入される空気を除湿や冷却するための熱交換器(エバポレータ)に冷たい冷媒が流れ、除湿・冷却します。つまり、「A/C」をONにすることで、除湿や冷却を可能とします。
「A/C」をOFFにすると、上記のような機能が起こらず、外気を送風する事となります。また、エンジンの熱を利用しますので、冬場はONにしなくても温風が出ます。
「A/C」の上手な使い方
「夏場の車内を冷やしたいとき」
A/CをONとしなければ、外気温以下の風は送風されませんので、A/CをONにして下さい。 ONにすると、車内に導入される空気を除湿や冷却するための熱交換器(エバポレータ)に冷たい冷媒が流れ、除湿・冷却しますので車内に冷たい空気を送ることが出来ます。ただし、A/CをONにすることで、コンプレッサーという機械が作動します。この機械が作動させるのに電力を多く必要とするため、燃費は悪くなります。
「冬場の車内を温めたいとき」
A/CをOFFとすれば、エンジン熱を利用して送風しますので、燃費を気にせず温かい空気が出てきます。したがって、基本的にはA/C OFFで問題ありません。ただし、冬場は車内の窓ガラスが車内と外の温度差によって車内側の窓が曇る場合が多々ありますので、その際は、A/CをONにして、除湿機能を作動させることで解消することが出来ます。
A/Cボタンは、カーエアコンの冷房と除湿を制御するためのスイッチです。夏場に冷房が必要な場合や、冬場の結露防止といった場面で活躍します。車のA/Cボタンの機能を理解して適切に使用することで、効率よくエアコンを使うことができます。エアコンの電源が入らない、吹き出し口から風が出ない、などのトラブルを避け、快適にエアコンを使うためにも、メンテナンスもしっかりしておきましょう。