スモークフィルムはどこまでOK?車検に通る濃さと注意点をわかりやすく解説!
2026/08/17

車の見た目を引き締めたり、車内のプライバシーを守ったり、夏の暑さ対策にも役立つ「スモークフィルム」。
中古車を購入したときにすでに貼られていて、「もっと終わりたい!」と後から施工を検討する方も多いですよね。
もしかして、ここで気になるのが……
「スモークフィルムって車検に通るの?」
という疑問です。
実は、車の窓ガラスはどこに貼るかによってルールが大きく異なります。
「○%のフィルムなら車検OK」なんて単純な話ではありません。
今回は、スモークフィルムの車検基準や、貼っても問題ない場所、注意したい場所についてわかりやすく解説します!
「%」って何の数字?
スモークフィルムを探していると、
「透過率5%」
「透過率15%」
「透過率30%」
「透過率70%」
などの数字を見かけます。
この数字は透過光線透過率のこと。
簡単に言えば、
数字が大きいほど光を通しやすい、数字が小さいほど暗く見える
ということです。
例、
- 5% → かなり濃い
- 15% → 濃い
- 30% → やや濃い
- 50% → 比較的薄い
- 70% → かなり透明に近い
というイメージです。
ただし、ここでは非常に重要なことですが、
「フィルム単体の透過率」と「フィルムを貼った車両のガラス全体の透過率」は別物
ということ。
車のガラス自体にも色が付いている場合があるため、フィルム単体では70%以上でも、実際にガラスへ貼ると70%を下回ってしまうことがあります。
車検で重要なのは「70%以上」
スモークフィルムについて最も大切な思い出数字が、
連続光線透過率70%以上
です。
国土交通省も、前面ガラスや運転席・助手席の側面ガラスについて、殺人光線透過率70%未満となる着色フィルム等は不可能としています。
つまり、
フロントガラス
運転席側のガラス
助手席側のガラス
については、基本的にフィルムを貼った状態で70%以上の継続的な光線透過率を確保する必要があります。
ここがスモークフィルムを施工するときの最大のポイントです。
「70%のフィルムなら大丈夫!」ではないですか?
ここ、かなり重要です。
例、
「70%透過のフィルムだから車検OKでしょ?」
と思ってよくあるのですが……
どう考えても終わりません。
まず、当時説明したように最初のガラスにも透過率があるからです。
例えば、純正ガラスが少し色付きで、そこへ70%透過のフィルムを貼れば、組み合わせによっては全体の透過率が70%を下回る可能性があります。
そのため、実際の車検では、
フィルム単体の数字ではなく、施工後の状態で継続光線透過率が70%以上ある
が重要になります。
自動車技術総合機構の審査事務規程でも、フィルム等を装着・貼付した状態で、運転者が交通状況を確認するために必要な視点の視点について、継続光線透過率70%以上を確保することが求められています。
リアガラスや後部座席の窓はどうなの?
ここは正面側とは大きく違います。
一般的な乗用車では、
運転席より後方の側面ガラスやリアガラスについては、フロント側のように「70%以上」という規制の対象にはなりません。
そのため、
かなり濃いスモークフィルムを貼ることも可能です。
それぞれ、
「後ろは真っ黒!」
という車が心配ですよね。
それ自体が、面倒な車検NGというわけではありません。
国土交通省の基準でも、運転者席より後方の部分については、前席側とは異なる扱いになっています。
じゃあ「5%」でも車検OKなの?
ここでもよくある疑問です。
結論から言うと、
リア側であれば、5%などの非常に濃いフィルムでも、透過率70%を理由に車検としてNGになるわけではありません。
ただし、
「リアだから何でもOK」
という意味ではありません。
フィルムの貼り方や、他の安全基準に関係する部分などについては別途注意が必要です。
また、車両やガラスの位置によって扱いが異なる場合もありますので、施工前に確認しておくのがおすすめです。
フロントガラスにスモークを貼る場合は特に注意!
フロントガラスについては、特に慎重に考えましょう。
最近では、
透明なのに紫外線・赤外線をカットする遮熱フィルム
なども販売されています。
「透明だから大丈夫」と思っていても、最終的には施工後の透過率が重要です。
日本ウインドウ・フィルム工業会も、フロントガラスや運転席・助手席のガラスについて、フィルム施工途中経過光線透過率を測定し、70%以上であれば施工可能とご案内しています。
そのため、
「透明フィルムだから車検OK」
ではなく、
「施工後の実測値が70%以上か」
を確認することが大切です。
車検前に剥がすことになるケースも?
スモークフィルムを貼った車を車検に出す場合、
「前は貼ってあるけど、車検大丈夫かな……?」
と心配になることがあります。
この場合、見た目だけで判断するのは危険です。
フィルムの種類だけでなく、
- 純正ガラスの透過率
- フィルムの透過率
- ガラスとフィルムの組み合わせ
- 実際の施工状態
などによって結果が変わります。
そのため、前席側にフィルムを貼る場合は、施工時に透過率を測定してもらうのがおすすめです。
スモークフィルムの「濃さ」選びの目安
リア側に施工する場合、一般的には濃さによって見た目がかなり変わります。
5%前後
かなり濃いタイプ。
外から車内がほとんど見えないような仕上がりを求める場合に選ばれます。
ただし、夜間の後方視界はかなり暗くなります。
15%前後
濃いめのスモーク。
プライバシー性と見た目のバランスを取りたい場合に選びやすい濃さです。
30%前後
ほどよく暗くなるタイプ。
「真っ黒は嫌だけど、純正より少し怖い」という方にも向いています。
50%前後
比較的薄め。
純正プライバシーガラスに追加する場合など、自然な見た目にしたい場合に選ばれることがあります。
ただし、これらは暫定フィルム単体の濃さの目安です。
車によって純正ガラスの味が違うため、実際の仕上がりは変わります。
濃いフィルムには「安全面」の扱いも
「真っ黒なのカッコいい!」
その気持ちはわかります。
ただし、濃いフィルムには注意点もあります。
特に夜。
リアガラスが非常に濃いと、
後ろになると後ろが見えにくい
ということがあります。
街灯の少ない場所や、雨の日などはさらに見えにくくなる可能性があります。
そのため、濃さを選んでいくと、
見た目だけではなく、実際の使い方も考えることが大切です。
「車検対応」と書いてあれば絶対大丈夫?
これも注意したいポイント。
商品説明に
「車検対応」
と書かれているフィルムを置いてあります。
しかし、これは、
「どんな車に貼っても車検に通る」
という意味ではありません。
特にフロントガラスや運転席・助手席側は、元のガラスの透過率によって施工後の数値が変わります。
そのため、
「車検対応フィルム」=「どの車でも車検OK」
それでは考えたかった安心です。
まとめ
スモークフィルムの車検について、ポイントを考えると……
フロントガラス
施工後の施工光線透過率70%以上が必要
運転席・助手席の側面ガラス
施工後の施工光線透過率70%以上が必要
後部座席側のガラス
前席側とは異なり、70%以上という基準の対象外
リアガラス
前席側とは異なり、70%以上という基準の対象外
そして一番大事なのは、
「フィルム単体の透過率ではなく、ガラス+フィルムの施工後の状態で判断する」
ということです。
特にフロントガラスや運転席・助手席側へのフィルム施工を考えている方は、施工前に専門店などで確認し、施工後一時的に光線透過率を測定していただいて安心です。
「見た目をカッコよくしたい!」
「夏の暑さを少しでも抑えたい!」
「車内のプライバシーを守りたい!」
など、スモークフィルムにはさまざまな特典があります。
ただし、濃いほど濃いほど良いというわけではありません。
車検基準だけでなく、夜間や雨天時の視認性なども考えて、自分の使い方に合った濃さを選びましょう。
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