【法人ローン審査に落ちた経営者様へ】淡路島で社用車を確実に調達する「裏ワザ」とは？

淡路島で社用車を確保するための現実的な選択肢

　「トラックを増車したいのに、法人ローンが通らなかった…」「営業車の買い替えが必要なのに、銀行にも信販にも断られた…」

　そんな状況のまま、現場やスタッフ管理に追われて対応が後回しになってしまっている経営者様も多いのではないでしょうか。

　カーマッチ淡路島本店の店長、太田です。淡路島では社用車が動かなくなることは、売上も信用も現場の流れも止まることと同じ意味を持ちます。

　現場へ行けない、納品が遅れる、仕入れの遅延、営業チャンスの損失。つまり「車が1台足りない」だけで、ビジネスに直接ダメージが出る地域と言えます。

　この記事では、法人ローンが通らない理由（よくある背景）、経営者個人名義で自社ローンを組む現実的な代替策、経費処理を考える際のポイント、淡路島で実際にどう社用車を確保していくかについて、淡路島の事業者様と日々向き合っている私の視点でお伝えします。

　「もうどうにもならない」と諦める前に、別の角度から可能性を探してみませんか。

法人ローンに落ちても「会社の信用が終わり」という意味ではありません

　法人ローンに否決されると、経営者様の中にはまるで「会社そのものを否定された」かのように感じてしまう方もいらっしゃいます。

　しかしまず押さえておいていただきたいのは「法人ローンに落ちる＝会社が危ない」ではないという事実です。

　金融機関や信販会社の法人審査では、たとえば直近の決算内容（黒字、赤字、債務超過）、設立年数（若い会社ほど審査が慎重となる）、事業の安定性（波が大きい業種はシビアになりやすい）、代表者個人の信用情報、既存借入の額と返済比率などがチェックされます。

　この基準に対して現状の数字が合わなかったために見送りとなるケースが多く見受けられます。これは「会社としての価値」の話ではなく、あくまで金融機関の基準に合わなかっただけです。

　淡路島の事業者様に特に多いのは、設立してまだ数年で数字が安定していない、設備投資や人件費増で利益が薄く見える、コロナ禍や物価高の影響で決算が読みにくい、経理が後回しになって見た目の数字が悪く映ってしまう、などといったお悩みです。

　本当は仕事が増えているのに、数字だけを切り取ると「経営的に厳しい会社」と判断されてしまう。こうした書類と実態のギャップは珍しいことではありません。

　大切なのは、審査に落ちたという事実を「会社の評価」と混同しないこと。銀行や信販会社にはそれぞれのルールがあって、そこに今の状態が合わなかっただけというケースがほとんどです。

　だからこそ次に考えるべきは「では、ほかの手段はあるのか？」という視点です。

法人名義ではなく「代表者個人名義＋自社ローン」という選択肢

　これは多くの経営者様が「知らなかった」と驚かれる事実なのですが、実は法人ローンが通らなくても、代表者個人名義と自社ローンで社用車を確保できるケースがあります。

　カーマッチ淡路島本店の自社ローンは、代表者個人と当店という販売店との直接分割契約です。銀行も信販会社も間に入りません。

　つまり法人の決算内容、設立年数、法人としての信用情報といった法人審査の要素は直接の判断材料にならないということです。法人名義では難しいけれど代表者個人なら相談できる、こうしたケースが実際にあります。

　「個人名義だけど実質社用車」は中小企業では珍しくありません。規模の小さな会社では、名義は代表者個人、実際の利用は社用車というケースは多く見受けられます。

　たとえば建設業やメンテナンス業の現場車、飲食店や農家の仕入れ車、小規模物流や配送のトラック、営業用のコンパクトカー。「もう1台あれば売上が伸びる」そんな状況の企業様が選ぶ現実的な手段と言えるでしょう。

　メリットとしては、法人ローンの審査に左右されにくい、必要な1台を止めずに確保できる、現場や納品、営業の流れを守れる、といった点が挙げられます。

　ただし注意事項として、契約はあくまで代表者個人であること、資金管理を慎重にしないと混乱が起きること、法人と個人の費用区分が曖昧になることがある、といった点を踏まえておく事も重要です。

　上記の理由から、当店においても必ず、本当に必要な車か、返済が生活や事業を圧迫しないか、資金繰りに無理はないかを一緒に確認させていただきながら進めています。

淡路島の社用車と経費処理の考え方ポイント

　最終判断は必ず税理士や専門家へご確認いただきたいのですが、ここでは一般的な考え方のみ触れます。

　淡路島において社用車は動けば動くほど売上に直結します。多くの事業者様が、島内の現場移動（建築、設備、修理）、農産物や水産物の集荷・配送、仕入れや配達、営業回り、本州への仕入れや納品、打ち合わせといった用途で社用車を使われています。

　淡路島の事業では「車＝売上をつくる道具」と言っても過言ではありません。

　個人名義でも仕事で使う分は経費算入できるケースがあります。一般論としては、ガソリン代、高速道路代、駐車場代、減価償却の按分などは「仕事で使った割合」に応じて経費処理できるケースがあります。

　ただし事業規模、法人か個人事業主かの別、他の帳簿との整合性によって変わるため、必ず税理士等にご確認ください。

　社用車として相談する際の流れは、まず用途、必要台数、走行距離のヒアリングをおこない、次に代表者個人としての返済負担をシミュレーションします。そして条件に合う車種、たとえばバン、トラック、営業車など用途別にご提案させて頂きます。

　「どんな車がほしいか」だけではなく「その車で事業をどう回すか」までを一緒に考えるのが当店のスタンスです。

淡路島の事業者様によくある社用車のニーズ

　具体的にどんな相談が多いのか、少しお話しします。

　建設業や設備関係の経営者様からは、資材を積めるバンや軽トラの相談が多いです。淡路島は工事現場が点在しており、島内を広く移動する必要があります。道具や資材を積んで効率よく回れる車が必要です。

　農業や水産業の方からは、集荷や配送用の車両の相談があります。朝早くから動く必要があって、本州への出荷にも使う。そういった用途に合わせた車選びが重要になります。

　飲食店や小売業の経営者様からは、仕入れ用の車両が必要だという相談もあります。業務用スーパーへの買い出し、本州の市場への仕入れ、配達業務など、営業時間外に動くことも多いです。

　営業や訪問サービスの方からは、お客様を訪問するための営業車の相談もあります。見た目も大切ですが、燃費や維持費も考えて選ぶ必要があります。

　こういった具体的なニーズに合わせて、車種の提案から支払いプランまで一緒に考えていきます。

自社ローンでも審査に通らないケースはある？正直にお伝えします

　ここで正直にお伝えしておきたいことがあります。自社ローンといっても、すべての方が利用できるわけではありません。

　たとえば代表者個人の収入状況が極端に不安定で、月々の支払いが現実的に難しい場合。現在も個人的な支払いの延滞が続いていて、状況が整っていない場合。こういった状況では無理に契約を進めることはしません。

　また事業の資金繰りが既に厳しく、個人での支払いが事業や生活を圧迫する可能性がある場合も同様です。

　私たちは「審査を通すこと」ではなく「淡路島で事業を続けられる環境を守ること」が目的です。だからこそ状況によっては「今はまだ時期ではないかもしれません」と正直にお伝えすることもあります。

　ただしそれは決してあなたを突き放すわけではなく、少し時間をかけて状況を整えてから、もう一度相談していただければという思いからです。

まとめ｜法人ローン否決でも、淡路島で社用車を確保する道は残っています

　ここまでのポイントを整理すると

・法人ローン否決＝会社の信用が崩れたわけではない

・今の基準に合わなかっただけというケースが多い

・淡路島では車が止まると事業が止まる

・代表者個人名義と自社ローンという代替策が現実的

・経費処理や資金繰りは慎重に（専門家へ確認）

ということです。

　「法人ローンがダメだったから、もう方法がない」そう思い込む必要はありません。

　淡路島で事業を続けるために必要な足をどう守るか、悩まれている状況をぜひ一度お聞かせください。

　「数字がざっくりでも相談できますか？」「こんな状況で話だけ聞いてもらってもいいのかな…？」もちろん大丈夫です。

　相談だけでも歓迎いたしますし、契約を迫ることは一切ありません。淡路島で事業を頑張る経営者様の力になれたら嬉しく思います。

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