【後編】知らずにやってる?車の寿命を縮めるNG行為8選(メンテナンス・保管編)
2025/11/06
はじめに
前編では「運転・扱い方」に関するNG行為をご紹介しました。
後編では、日頃のメンテナンスや保管方法に関する“やりがちなNG習慣”をピックアップします。
「つい後回し」「まぁ大丈夫でしょ」と放置してしまうことが、
結果的に大きな故障や寿命短縮につながることもあります。
今日からすぐ見直せるポイントを、ひとつずつチェックしていきましょう。
⸻
⑧ 洗車をサボる
車のボディについた汚れや花粉、鳥のフンなどを放置すると、塗装が酸化・劣化してしまいます。
特に海沿いや冬場の融雪剤はサビの大敵。
【対策】
最低でも月1回は洗車を。
水洗いだけでも汚れの定着を防げます。ワックスやコーティングを併用するとさらに長持ちします。
⸻
⑨ 雨上がりや洗車後に拭き取りをしない
「自然乾燥でいいや」はNG。
水滴がレンズのように太陽光を集め、塗装面に“ウォータースポット(白い跡)”を残します。
【対策】
マイクロファイバークロスで軽く拭き上げるだけでOK。
手間を惜しまないひと手間が、美しいボディを守ります。
⸻
⑩ エンジンオイルの交換を怠る
オイル交換は車の血液を入れ替えるようなもの。
古くなったオイルは潤滑性が落ち、エンジン内部を傷つけます。
【対策】
走行距離3,000〜5,000km、または半年に一度を目安に交換を。
中古車の場合は、購入時点で一度リフレッシュしておくのがおすすめです。
⸻
⑪ タイヤの空気圧をチェックしない
空気圧が低いまま走行すると、燃費悪化や偏摩耗、最悪の場合バースト(破裂)の危険も。
【対策】
月1回はガソリンスタンドなどで点検を。
特に季節の変わり目や長距離前には必ずチェックしましょう。
⸻
⑫ 冷却水(クーラント)を放置する
冷却水が不足すると、エンジンがオーバーヒートを起こす可能性があります。
見落とされがちですが、かなり重要な部分です。
【対策】
ボンネットを開けてリザーバータンクをチェック。
「LOW」と「FULL」の間に入っていればOK。汚れや濁りがあれば交換を。
⸻
⑬ 室内を掃除しない
ホコリや湿気を放置すると、カビや悪臭の原因になります。
また、フロアマット下の湿気が車体のサビにもつながります。
【対策】
掃除機や拭き取りで月1回のリセットを。
車内を清潔に保つことで、快適さも長持ちします。
⸻
⑭ 長期間エンジンをかけない
「乗らないから安心」と思って放置するのは逆効果。
バッテリー上がりや燃料系統の劣化を招きます。
【対策】
2週間に1度は10分ほどエンジンをかけてアイドリング。
可能なら短距離でも走行して、車全体を動かしましょう。
⸻
⑮ 直射日光の下にずっと駐車している
紫外線はボディの塗装や内装を劣化させる最大の原因のひとつ。
ダッシュボードのひび割れや、色あせも紫外線の影響です。
【対策】
屋根付き駐車場やカーポートが理想。
難しい場合はサンシェードやボディカバーを活用して守りましょう。
⸻
◎まとめ
「ちょっとくらい大丈夫」が積み重なると、車の寿命は確実に短くなります。
しかし、逆に言えば――
今日からの小さな意識で、愛車は何年も長持ちさせることができるということです。
カーマッチ山口下関店では、中古車購入後の点検やメンテナンスのご相談も承っております。
「最近調子が気になる」「車検前に見てもらいたい」など、気軽にご相談ください。

