車が水没したときの緊急脱出方法|知っておきたい命を守る行動
豪雨や冠水道路を走行中、突然の水没――。車に閉じ込められる状況は誰にでも起こり得る緊急事態です。実際に全国各地で、冠水道路に進入して車が動かなくなり、命の危険にさらされる事故が発生しています。
今回は 「車が水没したときにどう行動すべきか」 を分かりやすく解説します。
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なぜ車は水没すると危険なのか?
• わずか 30cm程度の水深 でも車は動かなくなる可能性があります。
• 50cm以上の水深 ではドアが水圧で開かなくなり、脱出が困難になります。
• 電気系統がショートし、エンジン停止や窓操作が不能になることもあります。
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緊急脱出の基本ステップ
① まずは落ち着く
パニックになると冷静な判断ができなくなります。周囲の状況を確認し、可能であればすぐに 道路の高い場所へ避難 しましょう。
② ドアが開くうちに脱出
水がまだ浅いうちはドアが開けられます。ためらわずに すぐ脱出 してください。
③ 窓からの脱出を試みる
• パワーウィンドウは水没直後なら操作できる可能性があります。
• 開かない場合は 脱出用ハンマー(緊急脱出ツール) でサイドウィンドウを割ります。
(フロントガラスは強化されているため割れません)
④ 水が車内に充満してからドアを開ける
水圧でドアが開かない場合、車内が水で満たされると水圧差が減り、ドアを開けられるようになります。
※この方法は息を止める必要があるため、最終手段です。
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車に備えておきたい「命を守る道具」
• 緊急脱出ハンマー(シートベルトカッター付きがおすすめ)
• 防水ライト
• 携帯防災セット
助手席や運転席の手の届く位置に置いておくことが大切です。
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まとめ
車の水没は一瞬で命の危険に直結します。
大切なのは「冠水道路には進入しない」ことですが、万が一の場合に備えて 脱出手順と道具 を知っておくことが命を守るカギとなります!