店舗ブログ
携帯料金の未払いが信用情報に影響する?知らないと危険な『ブラックリスト』の真実
「ブラックリスト」とは何か?
まず、俗に言う「ブラックリスト」は正式名称ではありません。これは信用情報機関に延滞や滞納などの事故情報が登録されている状態のことを指します。
信用情報機関には以下のようなものがあります:
- CIC(株式会社シー・アイ・シー)
- JICC(日本信用情報機構)
- JBA(全国銀行協会)
ここに「延滞」「強制解約」「代位弁済」などの履歴が登録されると、クレジットカードの審査や住宅ローン、車のローンなどに影響を与えます。
なぜ携帯料金の未払いでブラックになるの?
携帯電話の料金には大きく分けて2つの支払いがあります。
- 通信料(通話・データ通信など)
- 端末代(スマホ本体の分割支払い)
このうち、ブラックリストに関係するのが端末代の分割払いです。
これは実質的に**「割賦販売契約」=ローン契約**と同じ扱いになります。したがって、分割払いで購入したスマホの代金を滞納すると、信用情報に傷がつきます。
信用情報に登録される主な内容
- 支払いの延滞(61日以上または3か月以上)
- 強制解約
- 債権回収会社への移行
これが登録されると、いわゆる「ブラック状態」となり、信用力が著しく下がります。
実際に起こる影響とは?
携帯料金の延滞で信用情報に傷がつくと、以下のような支障が出ます:
・クレジットカードが作れない
申し込みをしても審査で落とされます。
・住宅ローンや自動車ローンが通らない
金融機関は信用情報を必ずチェックします。
・新たな携帯契約ができない
大手キャリア間で情報が共有されているため、他社での契約も拒否されることがあります。
・保証人として不適格とされる
家賃保証や子どもの奨学金保証人なども難しくなります。
通信料の未払いはどうなるの?
通信料(基本料金や通話料など)の未払い自体は、原則として信用情報機関には登録されません。
ただし、以下のようなケースでは要注意です。
- 長期の未払いで強制解約となり、端末の分割代金も未払いのままになる
- 債権が債権回収会社に移された場合、信用情報に登録される
つまり、通信料がきっかけで端末代まで滞納状態になると、結果的にブラックになるリスクがあるということです。
ブラックリスト入りを防ぐには?
1. 支払い期日を守る
自動引き落としやクレジット払いを設定し、忘れないようにしましょう。
2. どうしても払えないときは早めに相談
携帯会社には支払猶予や分割相談窓口があります。無視せず連絡を。
3. 分割ではなく一括払いも検討する
機種代を一括で購入すれば、信用情報には記録されません。
ブラックリスト入りしてしまったら?
一度信用情報に傷がつくと、最低でも5年間は記録が残ることが一般的です。
以下の対応が重要です:
- 遅延分をすぐに支払う
- 信用情報機関に開示請求をして状況を確認
- 無理な新規契約は控える
時間が経てば情報は消えますが、再び信頼を得るまでには根気が必要です。
まとめ:携帯料金の未払いは“ローン滞納”と同じ扱いになる!
携帯料金の中でも、特に端末の分割払いはローンとみなされ、未払いが続くと信用情報に事故情報として記録されます。
「たかが携帯」と思っていると、クレジットカードが作れない、ローンが通らない…といった重大な結果を招くことになります。
毎月の支払いはしっかり確認し、うっかりの未払いを防ぎましょう。