店舗ブログ
7月24日「地蔵盆に思う、子どもと地球と車の未来」
7月24日は「地蔵盆」、お地蔵様の縁日です。
特に関西では、子どもたちの無病息災を願う行事として知られ、町内会や地域の人々が集まり、お供えや灯明をしてお地蔵様をお祀りするそうです。
古くから信仰されてきた地蔵菩薩は、亡くなった子どもを守る仏様として親しまれ、また、六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天)を巡り、すべての命を救済するといわれています。
現代において、私たちが守るべき存在とは何でしょうか。
私は、子どもたちの未来、そして地球そのものだと考えます。
この地球上で暮らす全ての人にとって、車は便利で快適な移動手段であり、暮らしに欠かせない存在です。
しかし、その一方で、CO₂の排出や渋滞、事故、交通弱者との共存など、私たちのカーライフは多くの課題を抱えています。
特に子どもたちは交通社会において最も弱い立場にあります。
登下校中の歩行、習い事への送迎、自転車での移動——。
だからこそ、私たち大人が“お地蔵様”のような存在となり、子どもを守る責任があります。
例えば、ドライバーとしての小さな心がけ——住宅街ではスピードを落とす、横断歩道では必ず止まる、チャイルドシートを正しく使う。
こうした一つひとつが、子どもたちの命を守る“祈り”にもなり得ます。
さらに視野を広げると、私たちの車の使い方は、地球環境そのものにも影響を与えています。
電気自動車やハイブリッドカーの選択、省燃費運転、アイドリングストップの実践。
どれも「地球を守る」という意味で、現代の“お地蔵様的行動”と言えるのではないでしょうか。
地蔵盆の日、地域の子どもたちの笑顔にふれ、ふと立ち止まりました。
「この子たちが大人になるころ、この世界はどんな風景になっているのだろうか」と。
車を通じてできること。小さな一歩であっても、行動することで未来は変わります。
車は単なる移動手段ではなく、「守る手段」でもあるという意識を、私たち一人ひとりが持てば、もっとやさしいカーライフが実現するはずです。
この地蔵盆、祈りの心を持って、もう一度見つめ直してみませんか?