店舗ブログ

雨天時に運転するとき!

2025/06/14

カーマッチ愛知稲沢店

雨天時に運転する際のポイント

雨天時に運転する際のポイント
雨の日は普段以上に慎重な運転が求められます。視界が悪く路面が滑りやすい状況では、車間距離や速度、周囲の確認方法など運転方法の工夫が必要です。

下記では、雨天時に安全に走行するために気を付けたいポイントを解説します。晴天時との違いを意識して運転すると、雨の日の事故リスクを減らせるでしょう。

車間距離は晴れの日の約2倍とる

雨の日は、前の車との車間距離を普段の約2倍とるのが安全運転の基本です。

濡れた路面ではブレーキをかけてから停止するまでの距離が乾燥路より長くなり、場合によっては1.5倍~2倍近くに達します。そのため、晴天時と同じ速度で走行するなら車間距離は2倍必要だと考えてください。

晴天時は前車との距離2秒以上が目安ですが、雨天時は4秒以上に延ばすイメージです。実際、高速道路では「雨の日は車間距離2倍」と掲示される場合もあります。

車間を十分に保てば、前車が急ブレーキを踏んでも慌てず減速できますし、周囲を確認して回避行動をとる余裕も生まれます。雨天時は焦らず余裕を持った車間距離で走行し、追突事故を防ぎましょう

晴天時の速度よりも20%遅く走行する✨

雨の日はスピードを控えめにしましょう。

路面が濡れるとタイヤと路面の摩擦係数が低下し、同じ速度でも止まるまでの距離が長くなります。そのため、晴天時よりもおおむね20%程度減速して走行すると安心です。

例えば、晴れの日に時速50kmで走っていた道なら、雨の日は40km前後に落とすイメージです。

高速道路では、制限速度ぎりぎりで走るとハイドロプレーニング現象の危険も高まります。実験では時速80kmを超えると発生リスクが大きくなるとされるため、大雨の時は速度計を常にチェックし、いつもよりゆとりある速度設定を心がけましょう。

また、急ブレーキや急ハンドルはスリップの原因です。早めに減速し、緩やかな操作を徹底すると、雨の日でも安定した走行が可能です

車輪の跡をよけて走行する✨

雨天時は路面上にできた水たまりや水のたまりやすい車輪の跡に注意が必要です。

車輪の跡は大型車などの通行でできたわだち状の溝ですが、雨の日は水がたまりやすく、踏むと滑りやすくなります。高速走行中に深いわだちに乗るとハイドロプレーニングを引き起こす可能性が高まります。

教習所でも「水のたまりやすいわだちは避けて通行するように」と指導されるほどです。そのため、雨の日は車輪の跡をむやみに踏まず、できるだけ水たまりを避けた走行ラインを取りましょう。

道路全体に水が浮いている場合も、車線内で比較的水の薄い部分を選んで走るよう意識してください。また、走行中に大きな水たまりを見つけたら減速してから通過し、ハンドルをしっかり握って横滑りに備えると安全です

ミラーと目視を使って周囲の状況を確認する✨

雨の日は視界が普段より悪いため、周囲の状況確認は晴天時以上に念入りに行いましょう。サイドミラーやバックミラーは雨滴で見えにくくなる場合があるため、ミラー越しの確認に加えて目視も怠らないようにします。

歩行者や自転車は、雨具を着ていたり傘を差していたりすると発見が遅れがちです。夜間ともなれば、暗い色の服装の歩行者は直前まで視認できないケースもあります。

右左折時や車線変更時には必ず目視で死角をチェックし、雨音で周囲の音も聞こえにくいため注意を払いましょう。また、車が巻き上げた水しぶきで後方の二輪車や歩行者の視界を妨げていないかにも配慮が必要です。

雨の日は「自分が見えにくい」だけでなく「他の人からも見えにくい」状況だと意識し、360度気を配るくらいの慎重さで運転してください

暗いと感じたらすぐにライトを点ける

日中でも雨雲が厚い日は薄暗く感じる場合があります。そのような時は早めにヘッドライトを点灯しましょう。

周囲が暗いと視界が悪いだけでなく、ライトを点けていない車は他のドライバーや歩行者から発見されにくくなります。ライトを点けると自車の存在を周囲に示せて、安全性が高まるでしょう。

実際、雨の日は道路交通法でも「昼間でも50m先が見えにくい場合は点灯」が義務付けられています。小雨程度でもワイパーを使用する状況ならライトも点灯するのが望ましいです。

夕方以降の時間帯やトンネル・高架下など薄暗い場所では早め点灯・こまめな消灯を心がけましょう。ヘッドライトだけでなく、リアのスモールランプやブレーキランプの点灯も周囲に自車位置を知らせる重要な手段です。

ライトを活用して「見えて、見られる」状態を作り、雨の日の事故防止につなげましょう

夜には偏光レンズを装着する✨

雨の夜間運転では、対向車のヘッドライトや街灯の光が濡れた路面に反射して眩しく感じる場合があります。眩しさを軽減する対策として、偏光レンズのメガネやサングラスを活用する方法があります。

偏光レンズは反射光をカットする特殊なフィルターが入ったレンズで、雨天時や夜間でも明るく視界を確保しつつ路面のギラつきを抑えてくれるでしょう。

例えば、株式会社タレックスのモアイパープルという薄い紫色の偏光レンズは夜間使用が可能で、75%もの高い透過率を保ちながら不要な反射光だけ約20%カットし、白線や標識を見やすくしてくれます。

個人差はありますが、実際に装着すると裸眼より格段に路面状況が把握しやすくなるとの声も。注意点として、夜間運転用には可視光線透過率が高い(色の薄い)偏光グラスを選ぶ必要があります。

適切な偏光レンズを利用して雨の夜でも視界をクリアに保ち、安全運転に役立てましょう

二輪車の後方には特に気をつけるき

雨の日の交通で気を付けたいのが二輪車への配慮です。二輪車は車体が軽くタイヤも細いため、雨で濡れた路面ではスリップしやすく不安定になります。

実際、バイクは「雨の日はできるだけ乗らない方がよい」と言われるほど危険度が増す乗り物です。そのため、雨天時に自分の車の前後に二輪車がいる場合はいつも以上に注意しましょう。

前方にいる場合は十分な車間距離をとり、バイクが急ブレーキや転倒をしても対処できるだけの余裕を持ちます。後方からバイクが来ている場合は、急な車線変更やブレーキを避けて進路を譲るなど、安全な距離を保ってください。

また、自転車は傘を差していたりレインコートで周囲が見えにくかったりするため、思わぬ動きをする場合もあります。

二輪車の挙動に常に注意し、安全を脅かさない運転を心がけると、結果的に自分の安全にもつながります。雨の日は「二輪車が滑りやすい」前提で、寛容な運転を心がけましょう。

ガラスが曇ったときはどうしたらいいですか?

雨の日に車内と外気の温度差や湿度でフロントガラスが曇ってしまう場合があります。視界確保のためにはエアコンとデフロスターの活用が有効です。
エアコンをONにして除湿機能を使います。同時にエアコンのモードを外気導入に切り替え、フロントガラスの曇り取りスイッチを押しましょう。乾燥した外気が車内に送られ、ガラスの曇りを効率的に取れます。
冷房中でも一時的に温度設定を上げて、エアコンをOFFにせず継続運転がポイントです。外気温が高い夏場の雨では、内気循環にしてエアコンを付ける方が効果的な場合もありますが、曇りを感じたら早めの対処が大切です。

視界が曇ったまま走行するのは危険なため、少しでも曇り始めたらすぐにデフロスターを作動させ、安全な視界を確保しましょう