カーマッチマガジン
車の買い替えのタイミングと中古車選びのポイント
2025/03/13
車の買い替えを考えるタイミングは、単に「古くなったから」という理由だけではなく、維持費やライフスタイルの変化、性能の低下などさまざまな要因が関係します。また、中古車を選ぶ際には、状態の確認やコスト面のチェックが重要になります。ここでは、買い替えの適切なタイミングと、中古車選びのポイントについて詳しく解説します。
車の買い替えのタイミング
1. 修理費用が高額になったとき
車は長年乗るほど修理が必要になります。特にエンジンやミッションなどの主要部品の故障は修理費が高額になることが多く、修理費が車の価値を上回る場合は買い替えを検討すべきです。
2. 車検のタイミング
車検時には整備費用がかかります。古い車ほど部品の交換が増え、車検費用が高くなる傾向があるため、車検の前に買い替えを考えるのも一つの方法です。
3. 走行距離が10万kmを超えたとき
一般的に、10万kmを超えるとエンジンや足回りの部品に劣化が見られ、トラブルが増える可能性があります。ただし、最近の車はメンテナンス次第で20万km以上走ることも可能なので、状態を見極めることが重要です。
4. 燃費が悪くなってきたとき
古い車はエンジンの性能が落ちることで燃費が悪くなる傾向があります。ガソリン代がかさむようになったら、より燃費の良い車へ買い替えるのも選択肢です。特に、ハイブリッド車や軽自動車は燃費が良いため、ランニングコストを抑えたい人に向いています。
5. ライフスタイルが変化するとき
家族が増えた、通勤・通学で車が必要になった、引っ越しで環境が変わったなど、ライフスタイルに応じて車を見直すことも大切です。例えば、子どもが生まれたらスライドドアのミニバンやSUV、通勤用なら燃費の良いコンパクトカーなど、用途に合った車への買い替えを考えましょう。
中古車選びのポイント
1. 予算を決める
中古車の価格は幅広いため、まずは予算を決めることが大切です。車両本体価格だけでなく、税金・保険・メンテナンス費用などを含めた総額を考慮しましょう。
2. 年式と走行距離を確認する
中古車の価値を決める大きな要素が年式と走行距離です。
- 年式が新しいほど装備が充実し、故障のリスクが低い
- 走行距離が短いほど消耗が少なく、長く乗れる可能性が高い
一般的には「年式が新しく、走行距離が少ない」車が理想的ですが、価格とのバランスを考える必要があります。
3. 修復歴の有無をチェックする
事故によってフレーム(車の骨格)にダメージを受けた車は、修復歴車として扱われます。安く販売されることが多いですが、走行性能や安全性に影響が出る可能性があるため、できるだけ避けたほうが無難です。
4. メンテナンス履歴を確認する
過去にどのような整備が行われてきたかが分かる「整備記録簿」がある車は安心です。オイル交換やタイミングベルト交換など、定期的なメンテナンスがしっかりされているかチェックしましょう。
5. 試乗して状態を確認する
できるだけ試乗をして、エンジン音やブレーキの効き具合、ハンドルの操作性などを確認するのがベストです。試乗できない場合は、エンジンをかけてアイドリング時の振動や異音がないかチェックしましょう。
6. 保証の有無を確認する
中古車は新車と違い、故障のリスクが高くなります。保証が付いている車を選ぶことで、万が一のトラブルにも対応しやすくなります。特に「長期保証」があると安心です。
7. 車の人気やリセールバリューも考慮する
将来的に売却を考えるなら、リセールバリューの高い車種を選ぶのも一つのポイントです。トヨタ・ホンダ・スズキの車は比較的リセールが良い傾向にあります。
まとめ
車の買い替えは、維持費やライフスタイルの変化を考慮して適切なタイミングを見極めることが大切です。特に、修理費が高額になったり、燃費が悪くなったりした場合は、買い替えの検討をおすすめします。
また、中古車選びでは、年式・走行距離・修復歴のチェックが欠かせません。試乗や整備記録の確認を行い、状態の良い車を選ぶことがポイントです。保証がある車を選ぶと、万が一の故障時にも安心です。
これらのポイントを押さえながら、自分の用途や予算に合った最適な1台を見つけましょう。