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自己破産をしたら車に乗れなくなる?その誤解を解きましょう

2025/05/07

自己破産


自己破産と聞くと、「もう車は買えない」「日常生活が大きく制限される」「就職も難しくなる」といった不安を抱く方が多いかもしれません。しかし、実際にはそこまで極端な制限があるわけではなく、制度としては生活再建を支援するためのものであるということをご存じでしょうか?

今回は、中古車販売店としてお客様からよくいただく「自己破産後の車の購入」や「生活の制限」に関する疑問や誤解について、わかりやすくご紹介いたします。


自己破産とは?

まず、自己破産とは「返済不能」と認められた人が、裁判所を通じて借金を帳消しにしてもらう法的手続きです。借金の返済義務が免除される代わりに、一の財産(自宅や高価な車など)を処分することになります。

ここで重要なのは、あくまで「財産の一部を手放すこと」であって、生活自体が停止するわけではないという点です。


自己破産後の生活に関する主な誤解と真実

❌「車は一切持てなくなる」

実際には、車の所有が一律に禁止されるわけではありません。

自己破産時に高額(目安として20万円以上)の資産とみなされる車は原則処分されますが、価格が低く資産価値が認められない場合は手元に残せることもあります。また、破産手続き終了後であれば、中古車などを現金で購入することに制限はありません。

❌「就職ができなくなる」

特定の職業制限はありますが、一部に限られます。

弁護士や警備員など一部の職業には一時的に就けなくなりますが、飲食業、販売業、運輸業など一般的な職種には影響しません。多くの方が手続きを終えたあと、通常通り就職・勤務されています。

❌「生活が著しく制限される」

生活必需品や生活の自由は基本的に守られます。

テレビ、冷蔵庫、洗濯機などの日常生活に必要な家電や家具は、基本的に差し押さえの対象外です。また、旅行の自由や日常の買い物も制限されません。要するに、贅沢はできなくとも普通の暮らしは続けられるのです。


自己破産後でも中古車は買える?

ここが当店として最もお伝えしたいポイントです。

**現金購入や親族からの譲渡であれば、自己破産後であっても車の購入は可能です。**ただし、ローンを組む場合は注意が必要です。自己破産をすると信用情報に記録が残るため、一定期間(一般的には5~10年程度)は自動車ローンの審査が通りにくくなります。

そのため、当店では次のような対応をしています:

  • 現金で購入可能な中古車の在庫充実
  • 自己破産経験のある方向けの購入相談
  • 購入後の維持費や保険に関するアドバイス

中古車であれば、価格を抑えつつ、生活に必要な移動手段として十分な性能を持つ車両が多数ございます。


最後に:自己破産は「再スタート」の制度です

自己破産というと、どうしてもネガティブな印象が先行しがちですが、実際は「生活の再建を支援する制度」です。車が必要な地域にお住まいの方にとって、自動車は生活必需品であり、中古車という選択肢は生活の立て直しにおいて非常に有効な手段となります。


お車の購入でお悩みの方は、お気軽にご相談ください!

当店では、自己破産後のお客様からのご相談も数多くお受けしており、誠実に対応させていただいております。車の購入に関するご質問や不安などがありましたら、どんな小さなことでも構いませんので、ぜひお問い合わせください。