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5月以降に洗車・ボディコーティングをすべき理由とは?―梅雨と夏に備える愛車ケアのすすめ

2025/05/04

初心者の整備

気候が安定して暖かくなる5月は、ドライブにも最適な季節。しかし同時に、これから迎える梅雨や真夏に向けて、愛車のメンテナンスを見直す時期でもあります。中でも重要なのが「洗車」と「ボディコーティング」。今回は、なぜ5月以降にこれらを行うべきなのか、その理由を詳しくご紹介します。


1. 梅雨の雨からボディを守る準備

日本の6月は梅雨の季節。雨の日が続くことで、車のボディは大量の水分や汚れ、黄砂、花粉、酸性雨の影響を受けやすくなります。特に雨水に含まれる不純物や油分は、乾いた後にシミ(ウォータースポット)となって残り、塗装面の劣化を早めてしまうのです。

5月のうちにしっかり洗車し、コーティングをしておくことで、ボディ表面に水や汚れが付きにくくなり、雨の日のダメージを最小限に抑えることができます。撥水性能の高いコーティング剤を使えば、水滴がスムーズに流れ落ち、シミの発生も防げます。


2. 紫外線と高温から塗装を守る

梅雨が明ければ、今度は本格的な夏の到来です。7月〜8月は強烈な日差しと高温が続き、車のボディにとって過酷な環境になります。紫外線は塗装の酸化や退色、艶の低下を引き起こすため、紫外線対策としてもコーティングは有効です。

コーティングはまるで車の「日焼け止め」のような存在。特にガラス系やセラミック系のコーティングは耐久性が高く、紫外線や熱にも強いので、長期間愛車の美しさを保ちたい方にはおすすめです。


3. 汚れの付着を防ぎ、洗車の手間を軽減

夏になると、ボディに虫がぶつかった跡や、黄砂、花粉、道路の粉塵など、さまざまな汚れが付きやすくなります。これらを放置すると、塗装面に固着してしまい、洗車で簡単に落ちなくなってしまうことも。

事前にコーティングを施しておけば、汚れが表面に定着しにくくなり、水洗いだけでも落ちやすくなります。つまり、定期的な洗車がぐっと楽になるというメリットもあるのです。忙しい日常の中で車をきれいに保つためには、非常に助かるポイントです。


4. 洗車やコーティングに最適な気候

5月は気温も湿度も安定しており、作業には理想的な環境です。暑すぎるとコーティング剤が早く乾きすぎてムラになりやすく、寒すぎると硬化が遅れる場合があります。その点、5月の穏やかな気候はコーティング作業にぴったりです。

また、洗車の際に水道水が乾きすぎると水シミの原因になるため、気温や風の強さを見ながら作業できる5月の環境はプロ・アマ問わず大きな利点といえるでしょう。


5. 長期休暇・旅行前の美観維持に

ゴールデンウィーク明けや夏休み前に、遠出の予定を立てている方も多いはず。旅行や帰省の前に愛車を美しく整えておくことで、出発時の気分も高まります。写真を撮る機会も増える季節、ピカピカの車で出かければ、旅先での思い出もより一層輝くことでしょう。


まとめ:5月は愛車の「衣替え」のチャンス

服に衣替えの季節があるように、車にも季節の切り替えタイミングがあります。5月は気候的にも環境的にも、洗車やボディコーティングに絶好のタイミング。梅雨や真夏の過酷な条件を乗り越えるための備えとして、ぜひ今のうちに愛車のケアを始めてみてはいかがでしょうか?

コーティングなどを行えば、次回以降の洗車が楽になるケースが非常に多いです。また洗車などをこまめに行えばメンテナンスの一環にもなるので非常に車の維持にも役に立ちます。

車を美しく保つことは、見た目だけでなく安全性や資産価値の維持にもつながります。未来の自分に感謝される一手間を、梅雨を迎える前に対策を打っておきましょう。