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事故車の選び方とメリット・デメリット
中古車の市場には様々な車が流通していますが、その中でも「事故車」はひと目置かれている存在です。事故車は一般的に避けられがちで、私たちもお客様から要望がない限り、ご提案することはありません。ですが、そんな事故車でも賢く選べばお得な購入ができることもあります。この記事では、事故車のメリット・デメリットについて解説していきます。
一般的に言われる「事故車」とは
まず事故車とは、単に交通事故を起こした車を指すのではなく、事故・あるいはその他の要因で自動車の骨格部分にあたるフレーム部分を損傷し、損傷部を交換または修理した経歴のある車のことをいいます。この定義は自動車公正取引協議会、日本自動車査定協会、日本中古車販売協会連合会が定めている規約です。修理歴のある車のすべてが事故車というわけではありませんが、主に以下のようなケースが考えられます。
フレームや構造部分に損傷があった重症な事故
事故車と呼ばれる車は、事故の程度や修理方法によって、その価値や信頼性が大きく変わるため、購入時にはチェックが必要です。
事故車を購入するメリット
価格が安い
事故車を購入するメリットとして、1番に考えられるのがやはり価格の安さだと思います。事故をしていない車に比べて市場価値が下がるので、車両によって大きく変わってきますが、大体の相場が10%は安くなると言われています。場合によっては、状態の良い車をかなりお得に購入できることがあります。
低走行距離の車も多い
事故車は修理歴があっても走行距離が少ない場合も多く、比較的に若い年式で走行距離が少ない車を購入できる可能性があります。走行距離が少ない車のメリットは、エンジンやトランスミッションの劣化が少ないため、耐久性が高いと言えます。
初心者でも気兼ねなく運転できる
低価格で購入できるということから、免許を取得したばかりのペーパードライバーさんや普段あまり運転をしないため運転に自信のない方でも、ぶつけたり、こすってしまうことを気にせず乗ることができます。
事故車を購入するデメリット
上記でいくつかのメリットをあげましたが、反対にデメリットにおいても把握しておくことが大切です。
将来の売却値がさがる
購入のメリットで「価格が安い」という点をあげましたが、つまりは売却値も値が張らない、ということです。中古車市場では基本的に事故車であると市場価値が下がるため、高額な売却値は望めないと言えます。
修復歴の内容が不透明
どういった修復を施してあるのか正確に把握できないことが、修復歴ありの車両にはあります。販売店から説明を受けることなく、修復歴の内容が不透明のまま実走している車両は多く存在をしています。当店ではそのようなことが起こることが無いよう、お客さまにご納得いただく説明をさせてからご納車いただいております
事故車を選ぶ際の重要ポイント
販売店から事故歴や修理内容について確認することが大切となります。事故の程度やどの部品が交換されたのか、履歴が正確かどうかを確かめることが重要となってきます。事故車は、価格が安いことからお得に購入することができる反面、リスクも伴います。軽い事故で適切に修理がされている車両なら安く良い車を手に入れるチャンスとなりますが、安さを重視して大きな事故歴のあったことに気づかずに車両を選んでしまうと、後々のトラブルや維持費が増えてしまう可能性があります。購入する際にはしっかりと販売店に確認することが大切ですので、メリットやデメリットをよく理解したうえでご検討ください。事故車が気になっている方、安い車をお探しの方はお気軽にご相談ください!