「今の車を車検に通すか、買い替えるか」——判断基準を数字で整理します
2026/08/02
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「車検の見積もりが20万円だった。この車にそこまでかけるべき?」
車を長く乗っている方が必ず直面する悩みです。修理して乗り続けるか、買い替えるか——判断基準を数字で整理します。
判断のための4ステップ
ステップ① 車検+整備の総額を確認する
まず、正確な見積もりを取ります。「一式」ではなく項目別で。
以前の記事で書いた通り、勧められた整備には「必須」と「任意」があります。必須項目だけの金額を確認してください。
ステップ② その車があと何年乗れるか見積もる
- 走行距離:10万km以下ならまだ数年、15万km超えなら慎重に
- 年式:13年超は税金が上がっています(以前の記事参照)
- 大物の交換履歴:タイミングベルト・ウォーターポンプなどが交換済みか
- サビの進行:宮城では下回りのサビが寿命を決めることも
ステップ③ 「1年あたりのコスト」を計算する
これが判断の核心です。
修理する場合:
車検・整備費用 ÷ あと乗れる年数 = 年間コスト
買い替える場合:
(車両価格+諸費用)÷ 乗る予定年数 = 年間コスト
ステップ④ 比較する
具体例で計算してみます
ケースA:車検20万円・あと3年乗れそうな車
修理して乗る場合:
- 車検・整備費用:20万円
- あと3年乗る想定
- 年間コスト:約6万7,000円
※ただし、3年の間に別の故障が出る可能性もあります。
買い替える場合(車両価格80万円の軽自動車・5年乗る想定):
- ローン総支払額:約105万円(金利13%)
- 5年乗る想定
- 年間コスト:約21万円
→ この場合は、修理して乗り続ける方が安い
ケースB:車検35万円・走行15万km・あと1〜2年が限界
修理して乗る場合:
- 車検・整備費用:35万円
- あと1.5年乗る想定
- 年間コスト:約23万3,000円
買い替える場合(車両価格80万円・5年乗る想定):
- 年間コスト:約21万円
→ この場合は、買い替えた方が合理的
しかも買い替えれば、今後数年は大きな故障のリスクが下がり、燃費も良くなる可能性があります。
「買い替え」を選ぶべきサイン
以下に当てはまる数が多いほど、買い替えを検討する価値があります。
- 車検・整備費用が車の時価額を超えている
- 走行距離が15万kmを超えている
- 過去1年で修理が2回以上あった
- エンジン・ミッションに不調がある(重整備の可能性)
- 下回りのサビが進行している(フレームまで及んでいる)
- 13年超で税金が上がっている
- 燃費が現行車と比べて明らかに悪い
特に「エンジン・ミッションの重整備」は要注意です。
これらの修理は数十万円かかることがあり、修理してもその後に別の箇所が壊れる可能性が高くなります。
「修理」を選ぶべきサイン
- 修理内容が消耗品の交換中心(ブレーキ・タイヤ・バッテリーなど)
- 走行距離が10万km以下
- エンジン・ミッションは good
- 整備記録がしっかりしている
- 修理費が10万円以下
消耗品の交換なら、直して乗り続ける方がほぼ確実に得です。
忘れてはいけない「下取り額」の視点
買い替える場合、今の車を下取りに出せます。
「もう価値がない」と思っていた車でも、5〜20万円程度の査定がつくことがあります。これが新しい車の頭金になれば、月々の負担が下がります。
逆に、車検を通してから売っても、その費用分が査定額に上乗せされるとは限りません。
買い替えを検討しているなら、車検にお金をかける前に一度査定に出すのが賢い順序です。
迷ったら相談してください
「車検の見積もりが出たけど、どうすべきか」——この段階でのご相談を歓迎します。
- 今の車の車種・年式・走行距離
- 車検の見積額(できれば項目別)
これをLINEで教えていただければ、修理と買い替えのどちらが得か、数字で一緒に整理します。
「修理した方がいいですよ」とお伝えすることも普通にあります。
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