【車の維持費】税金、保険、ガソリン代…年間いくらかかる?

【車の維持費】税金、保険、ガソリン代…年間いくらかかる?

はじめに:維持費の全体像をつかんでおく

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 車の購入を考える際に車両価格ばかり見てしまう。そんな方も多いのではないでしょうか。「本体80万円」「総額100万円」といった数字を比較していくと、つい「価格の安い方がお得」と思い込んでしまいがちです。

 しかし、実のところ「購入費用=車にかかるお金の総額」という話ではありません。

 淡路島で暮らしていると、通勤、子どもの送迎、買い物、通院など、日常の移動が車前提になりやすい場面が多いため、車がないと生活が回りにくい状況が多々あります(地域や生活圏によって差はあります)。であるからこそ、買った後にかかる維持費の見通しを立てておくことが肝要となります。

 税金、車検、保険、ガソリン代——維持費は項目が多いため、ある程度しっかり把握しておかないと、のちのち家計を圧迫する要因となってしまいます。

 この記事では、自動車税・重量税・任意保険の基礎をなるべくわかりやすく整理しつつ、淡路島の生活パターン(通勤距離・送迎・本州移動で高速を使うケースなど)も踏まえ、年間維持費のイメージをお伝えします。加えて、軽自動車とコンパクトカーのモデルケースもご紹介いたします。「今後どれくらい費用がかかりそうか」を感覚として掴むきっかけになれば幸いです。

淡路島の暮らしと車の維持費の関係

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 車の維持費は、同じ車種であっても「どう使うか」、つまり用途によって大きく変わります。淡路島においては、ここがとりわけ差が出やすいポイントです。

 たとえば通勤距離。片道5kmの方と片道20kmの方では、年間の走行距離がまったく異なってきます。走行距離が増えるほど、ガソリン代だけでなく、タイヤやオイルなど消耗品の交換タイミングも早まる傾向があります(車種や走り方によって差は生じます)。

 次に買い物や送迎の頻度。「週末にまとめ買い」する機会が多いのか「毎日こまめに買い物」なのか、子どもの送迎があるかどうか。こうした生活動線の違いも、維持費の差としてじわじわ現れてきます。

 さらに淡路島は、本州への移動のため高速道路を使う方もいます。高速利用が多い方は走行距離が増加しやすく、燃費や運転環境への影響も小さくはありません。

 維持費は、大まかに言うと3つの「型」で整理できます。まず毎年かかる固定費として税金や保険。次に車を使用するほど嵩んでいく費用であるガソリン代や消耗品。そして車検などの周期費用として、数年置きにまとまって支払う費用があります。この「型」を覚えておくことで、将来的な支払いの見通しが立てやすくなります。

毎年必要な「自動車税」——軽と普通車の違い

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 毎年かかる税金のうち代表的なものが「自動車税」と「軽自動車税」です。基本的に、毎年4月1日時点の所有者(状況により使用者として扱われる場合があります)に対して課税されます。

 税額は「車種区分」「排気量」「登録時期(税制改正の前後)」「一定年数経過による重課」などによって変動する場合があるため、車検証や納税通知書の記載で確認するのが確実です。

 軽自動車税は特徴として「定額」のイメージがあります。自家用の乗用軽自動車(いわゆる軽乗用)は、税額が定額(標準税率)で、年額10,800円が基本として紹介されることが多いです。ただし、初度検査年月や一定年数経過による重課などで金額が変わるケースもあるため、購入前に一度確認しておく方が無難でしょう。

 普通車税は「排気量」で段階的に変わります。1,000cc以下、1,000cc超〜1,500cc以下という具合に区分があり、排気量が大きくなるほど税額も上がっていきます。また、登録時期や条件(環境性能・経過年数等)で税額が変わる場合もあります。

 「軽=安い、普通車=高い」という先入観で終わらせず、車検や保険、ガソリン代も踏まえた全体の総額として把握していくのが現実的です。

車検で支払う「重量税」のしくみ

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 重量税(自動車重量税)は、車の重さなどに応じてかかる税金で、車検(継続検査)などのタイミングで期間分をまとめて納めるのが一般的です。つまり、毎月ではなく「まとまって来る費用」になりやすいので、ここを見落としていると家計が一気に厳しくなる場合があります。

 重量税は、車両重量に加えて、エコカー減税の対象かどうか、経過年数などで税額が変わります。同じ軽自動車でも条件で変わる場合がありますし、普通車は重量の幅が大きい分、差も出やすいです。

 車検におけるポイントは2つあります。ひとつは「車検費用=一律同じ額」ではないということ。車種・重量・年式・条件によって金額は変動します。もうひとつは、年払いではなく"車検のタイミングで発生する"ということ。「車検費用(法定費用+整備費など)を2年で割る」と、年間における支払額が算出できますので、家計に落とし込みやすくなります。

 重量税はやや複雑で、独力で計算を試みると難しく感じる部分も多いため、見積もりを算出してもらう際に「重量税はいくら?」「車検費用の内訳は?」と逐次確認しておくことをおすすめします。

任意保険と淡路島のライフスタイル

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 任意保険(自動車保険)は、維持費の中でもとりわけ「人によって差が出やすい」項目です。たとえ同じ車であっても、乗る人によって保険料が大きく変わる場合があります。

 運転する人の年齢条件、等級(過去の事故歴など)、使用目的(通勤・業務・日常など)、年間の走行距離、車両保険を付けるかどうか、運転者を限定するかどうか、といった点が保険料に影響してきます。

 淡路島は生活圏により差はあるものの、通勤や送迎で「ほぼ毎日車に乗る」という方が多い地域です。乗る頻度によって走行距離の設定や補償内容の考え方も変化していきますので、あらかじめご自身の生活パターンを整理しておくと、どの保険が適しているのか選びやすくなります。

 なお、任意保険の"平均額"は条件によってかなりの振り幅がありますが、紹介例として年間「約5万円前後」が目安とされるケースもあります。ただしこれはあくまで平均的な例であり、車両保険の有無や等級などで額が上下しやすいため、ご自分の条件を当てはめた上で見積もりを依頼し、その都度確認することをおすすめします。

淡路島での「年間維持費モデルケース」を紹介

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 ここからは、淡路島の暮らしを想定した「年間維持費のモデルケース」を作成していきましょう。あくまで一般的な目安であり、車種・保険条件・走行距離・単価の変動によって金額は変化します。

 まずガソリン代の考え方から。ガソリン代は「年間走行距離÷実燃費(km/L)×ガソリン単価」で見積もることができます。淡路市周辺のガソリン価格は時期によって変動しますが、価格比較サイト等によるとレギュラーが160円台の時期が見られることもあります。

 ここではサンプルとして、レギュラー161円/Lとして計算例を作っていきますが、実際に計算する際は最新価格を確認していただければと思います。

モデルA:軽自動車(島内中心・年間10,000km)

 年間走行距離10,000km、実燃費20km/L(目安)、ガソリン単価161円/Lで計算すると、10,000÷20=500L、500×161=80,500円/年(目安)となります。

 ここに、軽自動車税(年1回)として10,800円(標準税率の例)、任意保険として条件により変動(例として年5万円前後の紹介も)、車検関連(重量税を含む)として車種・重量・年式・整備内容で変動する費用、消耗品(オイル・タイヤなど)として走行距離・運転環境で変動する費用が加わります。

モデルB:コンパクトカー(通勤距離やや長め・年間12,000km)

 年間走行距離12,000km、実燃費15km/L(目安)、ガソリン単価161円/Lで計算すると、12,000÷15=800L、800×161=128,800円/年(目安)となります。

 普通車の自動車税は排気量で変わりますし、重量税も重量・条件で変動します。その分、軽より維持費が増える可能性がありますが、車種・保険条件・走り方で差も出ます。

 維持費を"家計に落とす"コツは、月々に分散・平均化して考えることです。「税金+保険+ガソリン代+(車検費用を年換算)」をざっくり年額で見て、12で割る。これだけでも「毎月いくらまで車に使って大丈夫か」という上限が見えやすくなります。

 「車を買うこと」よりも「買って以降も支払いが続くこと」を念頭に置くことが大切です。無理のない維持費ラインを先に決めておくことにより、車選びで失敗する可能性はかなり軽減するはずです。

まとめ
 維持費の内訳を理解して、無理のないカーライフを

 淡路島で車を維持していくには、それなりに一定の費用がかかります。しかしながら、費用の内訳を理解することによって家計への影響を予測しやすくなり、無理のないカーライフへとつながります。

 ポイントは、税金(自動車税・重量税)+保険+ガソリン代+車検・消耗品をひと固まりのセットで考えることです。「なんとなく不安」な要素を「確認できる項目」に変えるだけで、判断がしやすくなります。

まずは相談だけでもOKです

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 「維持費が気になって車選びに不安を感じている」という方は、どうぞお気軽にご相談ください。相談だけでも歓迎ですし、無理なご案内をすることはありません。

 「通勤距離だとガソリン代はどれくらいになりそう?」「軽とコンパクト、維持費の差は?」——といった、小さな質問であっても大丈夫。気になる事がありましたら何でも遠慮なく質問して頂ければ幸いです。


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