月々の支払いが、人生を守る人と壊す人の違い ― 自己破産・債務整理後に一番大切な「判断基準」 ―
2025/12/22
自己破産や債務整理を経験したあと、
多くの方がこう思います。
「もう二度と、生活を壊したくない」
「でも、車がないと仕事にならない」
この矛盾の中で、
**一番大きな分かれ道になるのが“月々の支払い”**です。
「払える」と「続けられる」は、まったく別もの
車を探していると、
こんな言葉を耳にすることがあります。
「この金額なら払えますよ」
「皆さん、このくらいで乗っています」
でも、ここには
とても大きな落とし穴があります。
それは、
“今月払える”と
“何年も続けられる”は別だということ。
- 残業が減ったら?
- 子どもの出費が増えたら?
- 体調を崩したら?
- 突然の修理や車検が来たら?
これらを考えずに決めた支払いは、
あとから必ず生活を圧迫します。
再スタートで一番守るべきものは「余白」
自己破産後の生活で、
私たちが一番大切にしているのは
**家計の“余白”**です。
余白とは、
- 何かあっても慌てない余裕
- 1ヶ月収入が下がっても耐えられる幅
- 気持ちが追い詰められない安心感
この余白がない支払いは、
いくら通っても
人生を不安定にします。
「車代だけ」を見てはいけない理由
多くの方が見ているのは、
月々の車両代だけです。
でも実際には、
- ガソリン代
- 保険料
- 税金
- 車検
- 修理費
- 駐車場代
これらすべてが
毎月・毎年の固定費として積み重なります。
車の支払いは、
家賃と同じくらい
生活に大きな影響を与えるものです。
私たちが「安い車=正解」と言わない理由
「とにかく安い車でいいです」
そう言われることも多いです。
でも、
安さだけで選んだ車が、
- 故障が多い
- 修理費がかかる
- 仕事に支障が出る
こうして、
結果的に生活を苦しくするケースも
少なくありません。
大切なのは、
購入価格ではなく
“トータルで生活に耐えられるか”。
支払いで人生を守る人の共通点
これまで多くの再スタートを見てきて、
共通していることがあります。
それは、
- 支払いを「少し物足りない」くらいに抑えている
- 見栄を捨てている
- 相談しながら決めている
- 急がない
この人たちは、
生活が安定し、
結果的に次のステップに進めています。
支払いで人生を壊してしまう人の特徴
一方で、うまくいかないケースには
共通点もあります。
- 通ることをゴールにしてしまう
- 「なんとかなる」で決めてしまう
- 余白ゼロの支払い
- 誰にも相談しない
これは、
再スタートを急ぎすぎた結果です。
カーマッチ千葉柏店の考え方
私たちは、
月々の支払いを決めるとき、
必ずこう考えます。
「この支払いで、
この人の生活は何年も続くだろうか?」
答えがNOなら、
審査に通っても
止める選択をします。
それは、
車より人生の方が大切だからです。
再スタートは「小さく、長く」
自己破産後の再スタートは、
一気に取り戻すものではありません。
小さく始めて、
長く続けること。
それが、
生活を守り、
次のチャンスにつながります。
焦らなくて大丈夫です。
人生は、ちゃんと立て直せます。

