淡路島で車を所有するメリット・デメリットを正直に解説

　淡路島で暮らすのであれば、おそらく車はあった方がいい。これは多くの方が何となく感じていることでしょう。しかし同時に「実状は、どうなんだろう?」「本当に必要なのか？」という疑問を抱くのも当然です。

　車があれば便利そうだけど、出費も手間も増える。維持費のことを考えると二の足を踏んでしまう。そんな風に感じるのは、とても自然なことです。

　この記事では、淡路島で車を所有することについて、良い面も悪い面も含めて正直にお伝えします。島での生活に車がどう関わってくるのかリアルな視点から整理していきますので、読み終わる頃には、あなたの暮らしに合った車との付き合い方が見えてくるはずです。

淡路島での車の存在感って、実はかなり大きい

　淡路島で暮らす際、車の存在はかなり大きな意味を持ちます。というのも、島内の移動は基本的に道路（車道）中心だからです。鉄道網がないため、公共交通といえば主にバス。

　もちろんバスを上手に使って生活している方もいらっしゃいますが、通勤時間が不規則だったり、住んでいる場所が駅から遠かったり、小さなお子さんがいたりすると「バスだけだとちょっと厳しいかも」と感じる場面が出てくるのも確かです。

　都市部の感覚だと、車は「あると便利な贅沢品」という位置づけかもしれません。しかし淡路島にあっては、通勤や通院、買い物、子どもの送迎を支える生活インフラに近い存在だと言えます。

　であるからこそ、「絶対必要!」もしくは「高いから無理!」と感情だけで決めつけることなく、先々を見据えて冷静にメリットとデメリットを見比べて判断したいところです。

メリット：自由な移動が手に入る生活の変化

　淡路島で車を持つ最大のメリットは、やはり移動の自由度が格段に向上する点です。この利点が日常にどう影響するのか、具体的に見ていきましょう。

　まず通勤について。出勤時間が早朝だったり深夜だったり、あるいはシフト制で不規則だったりすると、バスの時刻表に合わせること自体がストレスとなります。残業が入ったときも同様です。車があれば出発も帰宅も自分のペースで組み立てられるため、時間の自由度が全く異なってきます。

　次に子どもの送迎。保育園や学校、習い事、部活、塾。特に雨の日や荷物が多い日は、車があると本当に助かります。「送迎のたびに濡れてしまう」「帰りが遅くて心配」といったストレスから解放されるのは、親にとって大きな安心材料です。

　そして買い物や通院。淡路島での生活は地理的な特性上まとめ買いをするスタイルの方が多いですが、飲料やお米、日用品、灯油など、重いものを運ぶときほど車の価値を実感します。

　通院に関しても「診察がいつ終わるか分からない」「待ち時間が読めない」という状況がありますので、時間に縛られない移動手段があるのは心強いです。

　車という要素が加わるだけで、日常における「段取りの連続」が多少なりとも軽減され、煩雑な作業からも解放されます。これは皆さんが想像されている以上に大きな変化と言えます。

メリット：淡路島の楽しみが広がる暮らし

　また、車は日々の生活を楽にするだけではなく、淡路島の魅力を堪能し、日常を楽しみへと変える道具にもなります。

　淡路島は海も山も近いため、ちょっとドライブするだけで景色が変わり、季節の空気を肌で感じることができます。温泉、海沿いのカフェ、夕日スポット、道の駅めぐり。「あそこに行ってみたいな」と思ったとき、すぐ気軽に実行できるのは、車を持つ大きな魅力です。

　加えて、本州側への移動の際も便利です。神戸や大阪方面へ買い物や用事で出かける方も多いですが、車があれば家族の予定に合わせて柔軟に動けますし、帰りの時間を気にすることなく過ごせます。

　公共交通機関を利用する選択肢もあるにはありますが、乗り継ぎや時間の制約が増えてしまうため、非常に手間がかかる手段と言えます。

　せっかく淡路島に住むのだから、島の良さを存分に味わいたい。車はそんな選択肢を確実に増やしてくれます。

デメリット：維持費という現実と向き合う

　ここからは耳の痛い話もしっかりお伝えしたいと思います。淡路島で車を持つ最大のデメリットは、やはり維持費でしょう。

　ガソリン代は走る距離が増えるほどに嵩んでいきます。自動車保険は年齢や条件によって変わりますが、任意保険は必須です。税金も毎年かかりますし、車検は基本的に2年に1回。整備内容によって費用は変動します。それからオイルやタイヤ、バッテリー、ブレーキといった消耗品の交換。環境によっては駐車場代も必要になります。

　維持費に関しては人によって本当に差が大きいため「月々いくらくらい」と具体的な数字を挙げることは難しいのですが、ただ、感覚として言えるのは、車両代とは別に毎月の固定費がじわじわ出ていく事を念頭に置いておかないと後から困る場合が多い、という事実です。購入時に「これなら払えそう!」と思っていても、保険や税金の支払い時期に一気に負担が来て慌ててしまうケースもあります。

　自社ローンで車を検討する場合も同様です。大事なのは、車両代の支払いと維持費をセットで見ておくこと。どちらか片方だけで考えていると、後から苦しくなることがあります。

　「買えた」より「無理なく乗り続けられる」。これが正解なのだと思います。

デメリット：淡路島ならではのサビ対策が必要

　淡路島は海に囲まれています。これは人間にとっては非常に心地よいですが、反面、車にとっては潮風、つまり塩分がサビの原因になりやすい、注意すべき環境と言えます。

　特に気を付けたいのが見えにくい場所。ボディ表面よりも、下回り・足回りやフレーム周辺に影響が出ることがあります。気づかないうちにサビが進んでしまい、整備費用がかさんだり車検で指摘されたりするケースも少なくありません。

　と言っても、対策自体は難しいものではなく、定期的な洗車、特に海沿いを走った後は早めに洗うことで日常的なケアにはなります。とりわけ下回りの洗浄を意識すること。

　洗車機でも手洗いでも、それを意識するだけでだいぶ違います。防サビ処理として下回りコーティングを検討するのもいいでしょう。風が強い場所や海が近い場所は特に影響が出やすいため、駐車場所を工夫するといった対策も必要です。

　淡路島で車を持つ事を考えるのであれば、サビ対策は必要経費と考えた方が後悔が減ります。逆に言うと、最初から対策さえしておけば長く安心して乗り続けられるということに他なりません。

あなたに合った車との付き合い方を見つける

　淡路島で車を所有するかどうかは、結局のところ「暮らしの設計」と同義です。大切なのは、メリットだけを見て買わないこと。そしてデメリットだけを見て諦めないこと。

　上手な付き合い方のコツは3つあります。

　まず、車に求める役割を決めることです。通勤がメインなのか、送迎が多いのか、買い物中心なのか。役割が決まると、必要なサイズや燃費、装備の優先順位が見えてきます。

　次に、維持費込みで毎月の上限を決めること。車両代の支払いだけでなく、保険やガソリン代、車検の積立も含めて考えます。ここを踏まえると家計が崩れにくくなります。

　そして中古車を選ぶのであれば、状態と整備をしっかり見ること。価格だけで決めてしまうと、後から整備費が出て結果的に高くついてしまうことがあります。特に淡路島はサビ対策も意識したいので、車の状態確認は本当に大事です。

　もしあなたが「ローンが不安」「審査が心配」「何から決めればいいか分からない」と感じているのなら、カーマッチ淡路島店で支払いと維持費を一緒にシミュレーションしながら考える方法もあります。

　もちろん、いきなり購入を決めなくても大丈夫です。「今の収入と支出で、どのくらいなら無理がないか」「生活に必要な車って、どのタイプなのか」。こういった整理から始めるだけでも、気持ちはかなり軽くなります。

　相談を希望される場合は、店舗の電話やLINE、問い合わせフォームから気軽にご連絡ください。最終的な条件や可否は状況によって変わるため、詳細は店舗で一緒に確認していきましょう。

まとめ

　淡路島で車を所有すると、通勤や送迎、買い物、通院がぐっと楽になります。生活の自由度が大きく上がるのは間違いありません。レジャーや本州への移動も含めて、淡路島の暮らしを楽しみやすくなるのが大きなメリットです。

　一方で、ガソリン代や保険、税金、車検といった維持費は確実にかかります。さらに海に囲まれた環境ならではの、サビ対策も必要になります。

　確かに負担は増えます。しかし、それ以上に安心と自由が増える人も多いと言えます。

　あなたの暮らしにとって、車は本当に必要なのか。もし必要だとすると、どのくらいの予算であれば無理がないのか。この2つを整理できると、車選びはぐっと失敗しにくくなります。

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