購入前に知っておきたい!車種別の故障しやすいポイント

中古車を購入する際、「この車種、故障しやすいって聞いたけど本当?」と不安になることはありませんか?実は車種によって故障しやすい箇所には傾向があります。今回は人気車種別に、購入前にチェックすべきポイントを解説します。

車種別:要注意ポイント

軽自動車(ワゴンR、タント、N-BOXなど)

CVTトランスミッション 加速時の異音や振動、変速のスムーズさをチェック。オイル交換履歴も必ず確認しましょう。

ターボエンジン エンジンオイルの交換履歴と、排気ガスの色(白煙はNG)、アイドリング時の異音に注意。

ミニバン(セレナ、ヴォクシー、ステップワゴンなど)

パワースライドドア 開閉動作がスムーズか、異音やセンサーの作動を必ず確認。故障すると修理費が高額です。

エアコン 車内が広い分、エアコンへの負担大。冷房の効きとコンプレッサー作動時の異音をチェック。

SUV(ハリアー、CX-5、エクストレイルなど)

4WDシステム 4WD切り替えが正常に作動するか、デフオイルの交換履歴を確認しましょう。

足回り 車重が重いため劣化が早い傾向。ショックアブソーバーのオイル漏れや段差越え時の異音に注意。

ハイブリッド車(プリウス、アクア、フィットハイブリッドなど)

駆動用バッテリー 最大の懸念点。走行距離10万キロ超えは要注意。EV走行距離が極端に短くないか確認を。

冷却水の交換履歴 ハイブリッドシステムの寿命に直結。必ず確認しましょう。

セダン・スポーツカー(クラウン、スカイライン、86など)

エンジン本体 オイル消費量、エンジンルームからのオイル漏れ、タイミングベルト交換履歴をチェック。

電装系 装備が充実している分トラブルも多め。バッテリーやナビの動作確認は必須。

全車種共通の重要チェックポイント

1. 修復歴・事故歴 - 骨格部分の修復は将来のトラブル原因に
2. 整備記録簿 - 定期メンテナンスの証拠。ない車は要注意
3. 試乗確認 - エンジン始動性、加速、ブレーキ、ハンドル操作
4. 下回りの錆 - 特に塩害地域で使用されていた車は要確認

まとめ

中古車購入は「どの車種を選ぶか」と同じくらい「その個体がどう使われてきたか」が重要です。故障しやすいポイントを事前に知っておけば、購入時のチェックも的確にでき、トラブルを減らせます。

気になる車を見つけたら、今回紹介したポイントを参考にじっくりチェックしてみてください。不安な点があれば遠慮せず販売店に質問することが大切です!