不安を抱えたあなたへ。プリウスの洗車で思う“車が救うもの

カーマッチ山形天童店の西村です。

今日の一枚は、納車準備のなかでも一番好きな作業。洗車の瞬間を切り取った写真です。どんな車でも、どんな状態であっても、水を当てて汚れが落ちていく様子を見ると「この車、まだまだ走れるぞ」と実感します。まるで車が呼吸を取り戻すようで、僕の中では小さな感動が毎回あります。

写っているのは、入庫したばかりのプリウス。年式はやや古めですが、ハイブリッド車らしい静かさは健在で、細かな傷や汚れはあっても、オーナーさんが大切に乗ってきたことが伝わってくる一台です。こういう車を前にすると、最初にすることはいつも同じ。コンディションを確認しながら、まずは全体をしっかり洗うこと。

洗車はただの「汚れ落とし」ではありません。
車の外見を整えること以上に、その一台が持っている歴史や、次のオーナーさんとの生活をイメージする大事な工程です。

水圧を少し近づけてフロントガラスに噴射すると、長年の汚れがスッと流れて薄い膜のように消えていく。まるで車が表情を取り戻していくような感覚になる瞬間が好きで、写真の自分もどこか嬉しそうに見えます。

僕がこういう“地味な作業”を大切にする理由はもう一つあります。

車は、お客様の人生の一部だからです。
仕事に使う方もいれば、家族を乗せて毎日送り迎えする方もいる。遠く離れた家族に会うために運転する方だっている。車が動くその背景には、誰かの生活や想いが確かに存在しています。

そして実際、カーマッチに来るお客様の多くは、車を“ただ買い替えたいから”という理由だけで来られるわけではありません。

「どこも審査が通らなくて困っている」
「生活に車が必要なのに、どうしてもローンが通らない」
「過去に支払いトラブルがあって、どこにも相談できない」

そんな不安や悩みを抱えた方が、本当にたくさん来ます。

僕自身、相談を受けていると“車を買う”というより“人生を立て直したい”という声に近い感覚を受けることが多いんです。そして、その願いの一歩目を作るのが僕の役割でもあります。

信用回復ローンは、まさにそうした方々のための仕組みです。
これを使って、もう一度車を手に入れて、もう一度生活を整えて、もう一度やり直したいという気持ちを形にするお手伝いができます。

だからこそ、僕は洗車の時間をただの作業にはしません。
このプリウスが、誰かの未来を支える相棒になるかもしれない。
そんなことをイメージしながら、細かいところまで目を通すようにしています。

水をかけて汚れが落ちるたび、この車がどんな日々を過ごしてきたのか想像してみる。
前のオーナーさんの仕事、家族との思い出、日々の生活。
見えないストーリーが車のすみずみに残っている。
その上で新しい道を走る準備をさせるのが僕の役割です。

納車前の仕上げは、僕にとって“お客様の不安を軽くする時間”でもあります。
車が綺麗に整っていくと、自然と「これからが楽しみだな」という気持ちが芽生えます。車はただの移動手段じゃなくて、気持ちに影響を与える力があるんです。

だから、たとえば相談に来て
「本当にローン通りますか…？」
「もう何度も断られて、正直怖いんです」
と言われたとしても、僕は真っ直ぐ向き合います。

審査が通るか不安で胸がいっぱいの方ほど、丁寧に話を聞いて、必要な手順を一つずつ説明して、安心してもらう。書類の準備が整ったら、審査の前にもう一度確認する。どんな些細なことでも不明点があったら、その都度説明する。

不安を抱えている人にとって一番大事なのは、
“寄り添ってくれる人がいるかどうか”なんです。

結果として審査が通ったとき、お客様が見せるあの安堵した表情や、声の震え。
「ああ、これで仕事に行ける」
「これで家族と出かけられる」
「これでまたやり直せる」

そう言われる度に、車が与える力の大きさを実感します。

そして、そのスタートラインに立つための準備の一つが、この写真のような洗車です。

雨の日も、冬の冷たい風の日も、夏の強い日差しの日も、丁寧に水をかけて磨いていく。これを怠ると、車が持つ本来の良さが絶対に伝わりません。誰かの新しい 始まりを載せる車だからこそ、手を抜かずに仕上げたい。

そんな気持ちで洗車をしています。

これからも一台一台に向き合い、
「この車で本当に良かった」
そう思ってもらえるように全力で準備をしていきます。

もし、今車のことで悩んでいる方がいたら、気軽に一度連絡してください。
過去に何があっても大丈夫です。
大切なのは、これからどうするか。

そして、その一歩を踏み出すために僕がいます。

カーマッチ山形天童店

西村