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秋の車のメンテナンスで気をつけたいポイント
秋は行楽やドライブに最適な季節ですが、朝晩の気温差や天候の変化により、車にとっては意外に過酷な環境となります。夏の猛暑を乗り切った愛車を秋冬に向けてしっかり整備することで、安全で快適なカーライフを楽しむことができます。今回は、秋の車のメンテナンスで特に気をつけたいポイントを整理してみました。
1. タイヤの点検と交換準備
秋は雨が多く、また路面が落ち葉で滑りやすくなる季節です。まずはタイヤの溝の深さを確認し、摩耗していないかチェックしましょう。スリップサインが出ている場合は早めの交換が必要です。
また、秋から冬にかけてスタッドレスタイヤへの交換を検討する方も多いでしょう。急な降雪や凍結に備えて、早めに準備をしておくと安心です。交換時期が集中すると予約が取りにくくなるため、10月中に準備しておくのが理想的です。
2. バッテリーの点検
気温が下がるとバッテリーの性能も低下します。夏場のエアコン使用で負荷がかかっていたバッテリーは、秋から冬にかけて突然上がってしまうことも少なくありません。電圧測定や端子の腐食チェックを行い、3年以上使用している場合は交換を検討すると良いでしょう。
3. エンジンオイルと冷却水の確認
夏場の高温走行で劣化したエンジンオイルは、秋に交換しておくと安心です。オイル交換を怠ると燃費の悪化やエンジンの摩耗を招く恐れがあります。
さらに、冷却水(LLC:ロングライフクーラント)も重要です。冬の凍結防止機能があるため、濃度や量をチェックしておきましょう。冷却水が不足するとオーバーヒートや凍結トラブルにつながります。
4. ワイパーとウォッシャー液の補充
秋は雨の日が多く、視界の確保が何より大切です。ワイパーゴムにひび割れがないか、拭き取り性能が落ちていないか確認しましょう。ウォッシャー液も凍結防止タイプを使用すると、冬場まで安心して使えます。
5. ライト類の点検
秋は日暮れが早くなるため、ライト類の点検も欠かせません。ヘッドライト、ブレーキランプ、ウインカーなどが切れていないか確認し、曇りや黄ばみが出ている場合はクリーニングや交換を行いましょう。
6. 車内環境の整備
秋は花粉やほこりが入りやすい季節です。エアコンフィルターを交換し、快適な車内環境を整えましょう。また、秋のドライブでは紅葉狩りなどで渋滞に巻き込まれることもあります。車内にブランケットや飲み物を用意しておくと安心です。
7. 防災・緊急用品の点検
秋は台風シーズンでもあります。思わぬ豪雨や道路冠水に備えて、懐中電灯やモバイルバッテリー、非常食などを車に積んでおくと万が一の時に役立ちます。また、長距離ドライブの前にはスペアタイヤやジャッキの状態も確認しておきましょう。
8. 秋のドライブを楽しむために
車の点検をしっかり行ったうえで、秋ならではのドライブを楽しみましょう。紅葉スポット巡りや温泉地への小旅行など、愛車とともに出かける時間は格別です。安全な走行環境を整えることで、ドライブそのものがより快適で楽しいものになります。
まとめ
秋は気温や天候の変化が激しいため、車のメンテナンスを怠るとトラブルのリスクが高まります。タイヤ、バッテリー、オイル、ライトなど基本的な部分をしっかり点検することで、秋から冬への移行期も安心して運転できます。
愛車を大切にメンテナンスしながら、安全で快適な秋のカーライフを楽しんでください。