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「夏バテは車にも!エンジン冷却系の点検ポイント」

2025/08/01

カーマッチ埼玉川越店


日本の夏は猛烈な暑さと渋滞のダブルパンチ。エンジン冷却系の不調が「車の夏バテ」を引き起こし、最悪エンジンの故障を招く恐れがあります。川越エリアのドライバーの皆さまに向け、夏前に押さえておきたい点検の要点を詳しくまとめました。


■ なぜ夏こそ冷却系点検が重要なのか?

暑さと低速走行が続くと、エンジン内部の熱はどんどん蓄積され、水温計は頻繁に高温域へ。冷却水の劣化や不足、ラジエーター・ファン・ホースの不具合があると、オーバーヒートのリスクが格段に高まります。特に渋滞中は熱処理能力が追いつかず、重大なトラブルに直結します。


■ 点検すべき具体的ポイント

● 冷却水(クーラント)の量と濃度

冷却水はリザーバータンクの「LOW〜FULL」の間にあるか確認。長期間交換していない場合、冷却効率が落ちている恐れあり、夏前の交換をおすすめします。

● ラジエーターホースとベルト類のチェック

熱によりホースがひび割れたり、硬化することも。ベルトも緩みや摩耗がないか現物を確認し、不備があれば交換が必要です。

● ラジエーターキャップ/ファンの動作確認

キャップのシール・スプリング劣化は適正な圧力維持を損ない、オーバーヒートにつながります。電動ファンが停車時や渋滞中に稼働しないと熱がこもりやすく、点検は不可欠です。

● エンジンオイルの状態と夏用オイルの選択

夏の高温下ではオイルが酸化しやすく、潤滑性能が低下。酸化による汚れにも注意し、必要に応じてエンジンオイル・フィルターを交換しましょう 。


■ 異常の兆候&応急対処法

オーバーヒート兆候

  • 水温計がレッドゾーン付近で動かなくなる
  • ボンネットから蒸気や異臭が出てくる
  • 冷却液の焦げたような甘酸っぱい匂いなど

応急対応手順

  1. 安全な場所に駐車し、エンジンを停止
  2. すぐボンネットを開けず、15〜30分冷却
  3. キャップを慎重に開け、冷却水の量を確認(熱状態では絶対開けない)
  4. 原因不明や改善しなければ、プロに連絡を

■ 埼玉川越店おすすめの整備メニュー

点検項目 内容のポイント
冷却水補充・交換 タンクの液量と濃度、漏れがないか確認
ラジエーターホース/ベルト 劣化やひび割れ、緩みの有無をチェック
ラジエーターキャップ交換 蓋の圧力保持機能を点検し、劣化なら交換を推奨
ファン動作検査 停車中でも電動ファンが正しく作動するか確認
エンジンオイル・フィルター 高温に強い油種を選び、定期交換を実施
緊急対応アドバイス 異変時すぐ停車、冷却後自己判断せず連絡

■ まとめ:夏は「予防整備」で安心をプラス

夏場のドライブ中にエンジン冷却系が不調を起こすと、エンジンの高温化やオーバーヒートといった大きな故障に発展することがあります。冷却水の管理から部品の異常確認、応急対応まで、事前の点検と整備は「安心ドライブ」の基本です。


■ ■ お問い合わせ

エンジンの冷却系について不安がある方、夏前の点検・整備をご希望の方は、ぜひカーマッチ埼玉川越店までご連絡ください。専門のスタッフが丁寧・迅速に対応いたします!