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「夏バテは車にも!エンジン冷却系の点検ポイント」
日本の夏は猛暑や渋滞など、車にとってさまざまな負荷がかかる季節です。特にエンジン冷却系は「夏バテ」しやすい箇所。ここでは岐阜清本町店が推奨する、夏に向けた冷却系点検の重要ポイントを詳しくご紹介します。
■ なぜ「車も夏バテ」?エンジン冷却系のリスク
夏の高気温・渋滞時の低速運転で、エンジンは通常以上に熱を持ちます。冷却水(クーラント)やラジエーター、ホース、ラジエーターファンなどに不具合があると、オーバーヒートにつながり、最悪エンジン破損やヘッドガスケットの吹き飛びといった重大トラブルに発展する恐れがあります 。
■ 点検項目とその理由
冷却水の量と濃度チェック
冷却水は適切な量・濃度であることが重要。リザーバータンクの量を確認し、漏れや濁りがあれば補充や交換を行いましょう。クーラントが不足すると、冷却効率が低下し、オーバーヒートのリスクが高まります 。
ラジエーターキャップ(圧力キャップ)の点検・交換
ラジエーターキャップは冷却系を適正圧力で維持する重要部品。5年以上使用しているものは劣化の可能性が高く、定期交換でエンジン寿命を延ばせるとの報告もあります。
ラジエーターホースとベルトの状態
ホースに亀裂・硬化・漏れがないか、ベルトが摩耗して滑らかになっていないか確認。異常があるとファンやウォーターポンプの動作に影響し、冷却性能が低下します 。
ラジエーターファンの作動確認
停止時や渋滞時にも温度を下げるための重要部品。故障していると熱がこもり、エンジン温度が一気に危険域に達します。
エンジンオイルの点検・交換
高温になるほどオイルは酸化・劣化しやすく、潤滑性が低下して冷却能力も落ちます。夏場は特にオイルとフィルターを適切なタイミングで交換することが推奨されます。
■ 応急的な対処法とサインの見極め方
オーバーヒート兆候の見分け方
・水温計がレッドゾーンへ
・ボンネット付近から蒸気や煙が出る
・甘い冷却液の匂いや焦げたような異臭
万が一の際の応急対応
- 安全な場所に停止し、エンジンを切る
- 急いでボンネットは開けず、15~30分ほど冷却を待つ
- 冷却水量を確認し、不足なら補充(熱い状態でのキャップ開放は絶対NG)
- 再発や原因が明らかでない場合は無理せず専門サービスへ連絡を
■ 夏ドライブ前に!岐阜清本町店おすすめの点検メニュー
点検・整備内容 | チェック項目 |
---|---|
冷却水補充・交換 | クーラントの量・濃度、リザーバー漏れの有無 |
ラジエーターキャップ交換 | 圧力仕様の確認、ゴムシールやスプリングの劣化 |
ホース・ベルト確認 | 劣化・亀裂・緩み、摩耗のチェック |
ラジエーターファン動作確認 | 停車時の電動ファンの作動確認 |
エンジンオイル交換 | 夏用オイル推奨、高温耐性オイルの利用 |
エアフィルター・ブロア点検 | 吸気効率の維持と冷房負荷軽減のための清掃・交換 |
■ まとめ:夏こそ計画的な点検と予防整備を
猛暑や渋滞が続く夏は、車の「夏バテ」が顕在化しやすい季節です。冷却系一式の定期点検・劣化交換・応急対応動作確認を事前に行うことで、オーバーヒートやエンジントラブルを未然に防ぎ、快適なカーライフを維持できます。
■ お問い合わせ
エンジン冷却系の点検ご希望や、夏前のメンテナンスについてのご相談は、カーマッチ岐阜清本町店までお気軽にどうぞ。専門スタッフが丁寧に対応いたします!