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日本最高気温41.1℃!灼熱のカーライフ、そのとき何が起きた?
今から7年前の今日、2018年7月23日
埼玉県熊谷市で観測された41.1℃という日本最高気温。
全国ニュースでも連日取り上げられ、「外に出るのも危険」とまで言われるような記録的猛暑でした。
そんな灼熱の夏、車を運転する私たちには何が起きていたのでしょうか?
今回は、「猛暑×カーライフ」をテーマに、そのときの現実とこれからの備えについて考えてみたいと思います。
■ エアコンが命を守る
あの夏、車の中はまさに「走る温室」。日中にエンジンをかけた直後の車内温度は50℃以上ということもありました。エアコンをつけなければ、数分も座っていられないレベル。特に小さなお子さんや高齢者を乗せるときには、命に関わるリスクがあると実感しました。
エアコンの効きが悪い車や、冷風が出るまでに時間がかかる車では、「乗り込む前にドアを全開にして換気する」「日よけを設置しておく」「サンシェードでダッシュボードを守る」などの対策が必須でした。
■ 車もバテる?猛暑で起きるトラブル
人間だけでなく、車も暑さに弱い生き物。2018年の猛暑では、以下のようなトラブルが実際に多発しました。
- バッテリー上がり:高温で劣化が早まり、エンジン始動不良が多発
- タイヤのバースト:路面温度が60〜70℃に達し、空気圧管理が不十分な車で破裂
- エアコン故障:フロンガスの漏れやコンプレッサーの負荷が原因で冷えない
- オーバーヒート:冷却系統の劣化や水不足が原因で警告灯が点灯
特に注意したいのは、エアコンのガス不足。冷えが悪くなっている場合は、早めの点検が必要です。夏前にカーエアコンの点検を「健康診断」として受けるドライバーも増えました。
■ 猛暑時代のカーライフに求められるもの
近年の気候は「異常」ではなく「通常」になりつつあります。夏は40℃を超えるかも、という前提での備えが当たり前に。そんな今、カーライフで見直すべきは次のポイントです。
- 遮熱フィルムやUVカットガラスの導入
- エアコンのメンテナンス頻度アップ
- パーキング時のサンシェード・ハンドルカバー活用
- 冷却スプレーやポータブル扇風機の常備
- 水分・塩分補給の準備(水、塩タブレット)
また、アイドリングストップ機能がある車では、信号待ちのたびにエアコンの風が弱くなることも。真夏の渋滞では意外にストレスになるため、運転スタイルに合った車選びも必要です。
■ まとめ:猛暑の先にも快適なカーライフを
2018年の熊谷で記録された41.1℃。それは、「気温=情報」ではなく、「命を守る警告」でした。車は私たちに自由を与えてくれる存在ですが、環境の変化とともに、乗り方やケアの方法も進化させていく必要があります。
猛暑はこれからもやってきます。だからこそ、夏のカーライフを「涼しく・安全に・快適に」過ごすための備えを、今日から始めてみませんか?