カーマッチマガジン

トヨタ「86」の中古車で北米仕様に!USDMカスタムのすすめ

2020/07/01

「USDM」というのをご存じだろうか?

USDMは「United States Domestic Market」の頭文字をとった略で、アメリカ国内市場のことだ。

いわゆるアメ車はUSDMだが、USDMとはアメリカ仕様にすることである。アメリカで販売されている車、輸出されている車のようにカスタマイズされた車のことを言う。

ここでは日本仕様車を北米仕様にカスタマイズするUSDMに絞って紹介していく。北米のみならず、ヨーロッパやアジア圏の市場などにも輸出されている日本車をUSDMにカスタムする。このUSDMというジャンルが確立されているのはなぜなのだろうか?USDMに興味がある方はぜひ読んでいただきたい。

北米仕様にカスタマイズすると見た目がガラッと変わる

日本仕様の車と比べると、北米仕様の車は見た目から違うモデルが多くある。そのためUSDMにカスタマイズする前としたあとのギャップが大きくなり、満足度も高い。これがUSDMが確立されている理由のひとつだろう。

特に満足度が高い部分が、バンパーだ。北米の安全基準で作られている通称「5マイルバンパー」は、日本仕様と比べてサイズが大きくて形も違うのが多いというところから、カスタマイズすると見た目も大きく変わる。しかし入手困難なものがほとんどだ。

バンパーを北米仕様にカスタマイズする場合は、車の全長が変わってしまうため記載変更をしなければならないので注意しよう。

さらにカスタマイズすると北米では点灯が義務であるサイドマーカーによって、グッと雰囲気が変わる。フロントはオレンジ、リアはレッドの光が真横から見えるが、サイドマーカーを点灯させること自体が保安基準に適合しない場合もあるため、注意しなければならない。光軸が合わない可能性もある。

北米仕様にすると見た目は大きく変わるものの、カスタマイズすると日本の基準に合わなくなることもあり、USDMはなかなか手が出ないという人も少なくない。

トヨタの86をFR-S仕様にカスタマイズがおすすめ

USDMカスタマイズは興味があるけどなかなか・・・という人におすすめのモデルがある。それはトヨタの86だ。トヨタが2003年からアメリカ市場向けに展開していた「サイオン」から「FR-S」として、2016年7月まで販売されていた。(サイオンは2016年で終了)

トヨタの86を、現在は販売されていないFR-S仕様にカスタマイズすれば、USDMに近い雰囲気になるのだ。

トヨタの86とサイオンのFR-Sはバンパーが共通する部分だ。前後ともに同じ形状なので、USDMカスタマイズをするときにバンパー交換をする必要がない。

バンパー交換がない分、少しカスタマイズするだけでUSDM仕様にできるというメリットがある。

北米仕様は86の中古車を購入してカスタマイズ

FR-Sの中古車は並行輸入車であれば購入できるが、数が少ない分車両価格も高め。86の中古車の場合はAT車とMT車がありMT車の方が少し価格は高くなるが、FR-Sを購入するよりは安く済むし、ちょっとのカスタマイズで北米仕様にできる。

カスタマイズに必要なパーツは、残念ながらトヨタのディーラーで購入することはできないが、USDMカスタムをしているカーショップで入手できるだろう。オークションサイトや、海外通販サイトでも入手は可能だ。英語が理解できるなら、海外サイトでもOKだ。

最近ではUSDMカスタマイズなどのイベントも全国各地で開催されている。興味のある人は行ってみてはいかがだろうか。