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車の購入時にローンが通らない原因とは

車を購入する方法としてローンを組むことを検討する方も多いのではないでしょうか。
ですが、ローンには審査があり、その審査を通過しないと車の購入をすることができません。
審査に通らない理由を事前に把握しておくことで、審査前に対策をとることもできるため、ここでは車のローン審査に通らない主な原因を紹介していきたいと思います。


年収に対してローンの金額が高い

車のローンを組んだ場合、数年にわたり借入額を返済していきます。そのあいだ返済が滞ることのないよう、金融機関やローン会社は申込者の返済能力を年収などの情報を基に審査します。そのため、年収に対して借入希望額が高い場合、返済能力に不安があると判断されるため、審査に通ることが難しい可能性が高いでしょう。

ほかの借入れがある

車のローン審査では、住宅ローンやカードローン、クレジットカードのキャッシングなど、申込み時点で申込者に返済中や未払い状態の借入れがあるかどうかもチェックされます。このようなほかの借入額が多い場合は、ローン審査に通らないケースもあります。なお、借入額についての利用条件は金融機関ごとに異なります。例えば、車のローンを含めた総借入額が、前年度の年収の50%以内、というように定められている場合もあります。

収入の安定性が低い

滞りなく返済していけるよう、安定した収入があるかどうかも審査されます。その際に重視される情報のひとつが雇用形態です。特に、正社員や公務員などの正規雇用者は、安定的かつ継続的な収入があるとみなされ、審査でも有利になる傾向があります。一方、自営業者や個人事業主、派遣社員やフリーターなどの非正規雇用者は、一定の収入がある場合でも収入が不安定とみなされやすく、審査でも不利になる可能性が高いでしょう。また、高齢で年金暮らしの場合も、同じく審査に通りにくいことが考えられます。

高齢もしくは未成年である

車のローン審査では、年齢制限が設けられているのが一般的です。年齢に関する条件も金融機関や信販会社ごとに異なり、次のように利用条件が定められているケースもあります。
・申込み時満20歳以上、満65歳以下
・申込み時満18歳以上、65歳未満(最終返済時満70歳未満)
・借入時年齢18歳以上、最終償還時年齢80歳未満 など
このように金融機関によっては、20歳以下の方や申込み時点で65歳を超える方は審査で不利なばかりか、そもそもローンに申し込めない可能性があります。

勤続年数が短い

安定した収入があるかを審査するために、申込者の勤続年数もチェックされます。勤続年数については、1年以上であることが一般的な審査基準の目安です。そのため、勤続年数が1年未満だと、ほかの条件を満たしていても審査に通らない可能性があります。特に、社会人になりたての方や転職して間もない方は、審査で不利になりやすいため注意しましょう。

信用情報に事故情報が記載されている

信用情報とは、過去のクレジットカードやローンなど個人の支払いに関する記録のことで、支払いの延滞や自己破産、債務整理などの情報が記録されています。ローン審査では個人信用情報機関に登録されている信用情報を基に審査が行われるのが一般的です。特に、申込者が直近5~10年以内に金融事故を起こしていないか、ローンの返済や税金、公共料金、携帯電話料金などの支払いに大きな遅延をしたことがないか、といったことがチェックされます。こうした事故情報が信用情報機関に登録されている場合、返済能力に不安があるとみなされ、審査にも通りにくくなってしまう可能性が高いでしょう。

税金などを滞納している

ローン審査に申し込んだ時点で、税金や公共料金、クレジットカードの支払いやほかのローンやキャッシングなどの返済を滞納している場合も、審査に通らない可能性があります。このように複数の支払いや返済義務を抱えている状態では、新たに組んだローンの返済が滞るリスクが高いとみなされるためです。

申告内容に虚偽がある

実際よりも年収を多く記入したり、すでに退職した企業名を勤務先として申告したりするなどの虚偽の申告もやめましょう。虚偽申告が発覚すると、最悪の場合、そのローン会社や金融機関から訴えられる可能性があります。また、虚偽申告の記録が残る可能性もあるため、ほかのローンやクレジットカードを利用できなくなるリスクも考えられるでしょう。


いかがだったでしょうか。車のローン審査を通過するには様々な条件が出てきます。
ですが、事前に注意事項を把握しておくことで少しでもローンに通りやすい状況を作りやすくなり、無理なくお車を購入することへ繋がっていくのではないかと思います。